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ジオができる街

いい街コレクション。
エリアの魅力やおすすめスポットをご紹介!

雷門

新宿区払方町

江戸から続く元祖山の手
都会の中で満ち足りた時間と暮らしの趣を楽しむ

飯田橋駅、市ヶ谷駅、牛込神楽坂駅に囲まれたこのエリアは、JR総武線、東京メトロ有楽町線・東西線・南北線、都営大江戸線・新宿線が利用でき、都内各所へのアクセスの良さを誇る。さまざまな企業や大学が拠点を構え、人気スポットである神楽坂もあり、多くの人で賑わうエリアだ。

その一方で、皇居外堀の心洗われる緑豊かな岸辺。また一歩入れば、都心とは思えないような閑静な住宅街が広がる。江戸期に大名屋敷があった払方町付近は、元祖山の手の一角。明治時代から高級住宅地として知られ、いまもゆったりした時間が流れる。

都心ならではの洗練されたアクティブな生活と、静かでスローな時間が流れる環境…。そんな欲張りな暮らしを叶えてくれる、このエリアにスポットを当てて紹介していこう。

都会の賑わいと癒やしの空間が共存〜
飯田橋界隈

飯田橋駅は、千代田区・新宿区・文京区にまたがり、JR・東京メトロ・都営地下鉄の4路線が乗り入れているターミナル駅だ。周辺のオフィスビルや大学校舎などの高層の建物と、外堀の緑が調和し、都会にありながら開放的な雰囲気を醸し出している。

店舗写真
飯田橋セントラルプラザRAMLA(ラムラ)

飯田橋駅に降り立つと、まず目につくのは、飯田橋セントラルプラザ「ラムラ」。セレクトショップ、ネイルサロン、リラクゼーションサロン、スーパーマーケット、書店、カフェやレストランなど約40店舗が入っている。また、1階には新宿区と千代田区にまたがる「区境(くざかい)ホール」があり、定期的に音楽ライブなどを開催している。2階アーケードでは、毎月「リサイクル運動市民の会」主催のフリーマーケットも開催。暮らす人にとっても便利で楽しいスポットとなっている。

住所 新宿区神楽河岸1-1/千代田区飯田橋4-10-1
電話 03-3235-0181
営業時間 物販店10:00~21:00(一部店舗を除く)
飲食店11:00~23:00(一部店舗を除く)
定休日 無休

駅向かいに目を遣ると、桜並木の美しさで知られる皇居外堀。飯田橋のたもとにはテレビや雑誌でもおなじみの「CANAL CAFE」がある。天気が良い日には、水辺のデッキでランチやティータイムを楽しみながら、ゆっくり時間を過ごすのもいい。

店舗写真
店舗写真
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CANAL CAFE(カナル カフェ)

飯田橋駅を降りてすぐのお濠端にあるイタリアンレストラン。春には桜が咲き乱れ、四季折々の自然の中で、都会にいることを忘れてしまうくつろぎ空間だ。おすすめは、毎日行列ができるというランチ。新鮮な野菜サラダのビュッフェと焼きたてパン。日替わりスープや8種のドリンクと5種類のメインがセットになったスペシャルメニュー。中でも、イタリア産モッツァレラチーズをブレンドし、モチモチとした生地が人気のナポリ風窯焼きピッツァセット(2,200円)は、一度食べるとやみつきになる味。デッキサイドには、セルフサービスで気軽に利用できるカフェ&バースペースもある。10人以上なら、飲み放題付き一人6,800円でBBQも可能。気の合う仲間や家族連れでのパーティにも最適だ。

住所 新宿区神楽坂1-9
電話 03-3260-8068
営業時間 火~土曜 11:30~23:00 日曜、祝日 11:30~21:30
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)

周辺に東京理科大学、法政大学などの大学、また東京日仏学院などが点在する文教地区であるのも一因だろうか、都会らしい賑わいと落ち着いた空気がこの界隈には共存する。

人気スポット
神楽坂通りの不思議な魅力

飯田橋駅から外堀通りを渡ると神楽坂通り。表通りから路地に入ると由緒ある高級料亭が店を構え、また昨今はお洒落なカフェや個性的な居酒屋等も増え、若者にも人気のスポットとなっている。

にぎやかな神楽坂通り

にぎやかな神楽坂通り

神楽坂の裏道

神楽坂の裏道

店舗写真
店舗写真
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だいこんや 神楽坂

厳選した旬の食材を、洗練された寛ぎの空間で味わえる和食ダイニング。神楽坂の板前料理を気軽に味わえるので、ランチタイムは女性にも人気だ。目で味わい、舌で愉しめる、素材を生かした料理は、洋食と和食のコラボレーションが面白い。「だいこんや」という名前のとおり、焼き大根、大根と真鯛のカルパッチョ柚子胡椒風味、大根もちなど、大根料理は種類も多くおいしいと評判だ。また、地酒も豊富に取り揃えているので、各種宴会コースに飲み放題をプラスして大勢で盛り上がるのもまた楽しいはず。

住所 新宿区神楽坂4-3-15 煉瓦塔ビル2F
電話 03-3235-2520
営業時間 月~金曜 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:00~23:30(L.O.22:30)
土曜・祝日 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 日曜

夏目漱石終焉の地、尾崎紅葉旧居跡など、神楽坂周辺は文豪たちが愛した街を象徴する名所が多く残っている。明治の中期、それまで和半紙が主流であった原稿用紙を、洋紙にするよう助言したのは「金色夜叉」を著した尾崎紅葉で、その販売を手がけた「相馬屋根源四郎商店」「山田紙店」と2軒の文具店がある。

店舗写真

店舗写真

店舗写真

相馬屋源四郎商店

店の看板は相馬屋だが、正しくは相馬屋源四郎商店という。原稿用紙の相馬屋として一世を風靡し、夏目漱石、北原白秋、石川啄木、坪内逍遥などそうそうたる文豪達が愛用した店だ。今も神楽坂沿いに店を構え、11代目の長妻直哉氏が1659年から続く店を受継いでいる。「原稿用紙の需要は少なくなったとはいえ、遠くからわざわざお見えになるお客様もいらっしゃいます」と、目を細める。400字詰525円、200字詰294円、相馬屋の原稿用紙は健在である。店内には所狭しとOA関連商品や一般事務用品が並べられている中、世に名作を送り出してきた原稿用紙は左奥に陣取って、お客様を迎えてくれる。

住所 新宿区神楽坂5-5
電話 03-3260-2345
営業時間 9:00~19:00
定休日 日曜、祝日

周辺には神社仏閣が多く、地域住民だけでなく、多方面からもたくさんの人が訪れる。
「毘沙門天 善國寺」が創設されたのは桃山時代末。今からおよそ四百年を遡る。「ほうろく灸」という行事が有名で、頭に「ほうろく」をかぶせ、その上に火のついたもぐさを乗せて祈祷を行い、頭痛封じ、夏バテ防止のご利益を得ることが出来るそうだ(7月下旬のほおずき市の時に実施)。善國寺からスタートして、新宿山ノ手七福神をめぐるのもおすすめ。
http://blog.shinjuku7fukujin.net/

毘沙門天 善國寺写真
毘沙門天 善國寺

神楽坂周辺は一言では語れない、さまざまな顔と雰囲気が混在した、不思議で素敵なエリアだ。

住所 新宿区神楽坂5-36
電話 03-3269-0641

街を歩いて、
お気に入りのレストランを見つける

表通りから一歩裏に入ると、閑静な住宅街が広がるこの界隈。街中を歩くと、古くからのお屋敷や、手入れの行き届いた庭の家。その中に紛れるように、小さいながらも洒落たレストランや個性的な店が点在する。

静かな住宅地の中に、溶け込むように佇むカジュアルレストラン。見つけた時、つい嬉しくなってしまう・・・隠れ家のような店がレトワール神楽坂だ。

店舗写真
店舗写真

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パーティプラン飲み放題込み5000円コースの前菜盛り合わせ
パテ・ド・カンパーニュ
テリーヌ・ドポワソン
鴨のカルパッチョ

レトワール神楽坂

シックな色合いでコーディネートされた店内は、驚くほどゆったりとしたセッティング。「都会の喧騒を忘れて、くつろいで食事をしていただきたいため、テーブルの間隔を広くとるようにしています」とオーナーの星氏は語る。フレンチにこだわらず、イタリアンや和食などが融合された料理は、洗練された味と美しい盛り付けでお客を楽しませてくれる。また、広さと環境がパーティにぴったりの空間であるため、夜は貸切りのことも多いとか。
デリバリーも受けているので、会社や自宅でもシェフの味を堪能できる。

住所 新宿区中町3-1海野マンション1F
電話 03-6457-5920
営業時間 平日
11:30~15:00(L.O. 14:00)18:00~23:00(L.O. 21:30)
土・日曜、祝日
11:30~15:30(L.O. 14:30)18:00~22:30(L.O. 21:00)
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)
※定休日でも15名以上の予約の場合営業
貸し切り 12名から
デリバリー
(10,000円以上から受付)
TEL. 03-6457-5920
注文時間/11:00~21:00
(配送12:00~22:00)

「牛込神楽坂」駅と「牛込柳町」駅の中間になる市谷加賀町。町の名前は江戸時代初期の加賀藩主・前田光高夫人の屋敷があったことにちなんでいる。現在は大日本印刷の関連施設が立ち並ぶこの一画に、伝説のカレーが食べられる店があるというので探してみた。

店舗写真

店舗写真

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ミックス野菜カレーとバターチキンカレーのコンビ(M/1,100円)

Cafe de MoMo

照明を落とした大人の雰囲気の店内では、伝説のカレー店と言われた表参道「GHEE」でシェフを務めた赤出川氏が腕を振るう。日本の米に合うカレーは、実はインド人のシェフ直伝なのだとか。なかでも、ビーフカレー(S/800円、M/1,000円)だけは激辛なので、辛いもの好きはそれを楽しみに来店する。ジャガイモ、サツマイモ、トマト、カリフラワー、ピーマンなどがゴロっと入ったミックス野菜カレーと、好きなカレーの盛り合わせになっているコンビ(S/900円、M/1,100円)なら、同時に2つの味が楽しめるのでお得。ディナータイムはお酒に合う一品料理が豊富に用意されている。

住所 新宿区市ヶ谷加賀町2-2-9 カサ・ロッサ1F
電話 03-3269-8893
営業時間 11:30~16:00(L.O.15:30) 18:00~21:30(L.O.21:00)
定休日 日曜・祝日

東京メトロ有楽町線江戸川橋駅の方へ足を延ばしてみよう。目白通りと高速道路、そして神田川の3本が並行に走っている。戦前から出版社、本の問屋である取次や小さな印刷会社が並ぶ街だ。古川橋を渡り、左に折れて数十メートル。案内には坂田ビル駐車場の奥、と。目指す店、「リストランテ ラ・バリック トウキョウ」に初めて訪れる時、迷うことなく行ける方は稀ではないだろうか。

店舗写真

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リストランテ ラ・バリック トウキョウ

洗練された本格イタリアンを古民家風の日本家屋でゆっくりと堪能できる。オーナーの坂田氏は修業時代にトリノに渡り、ソムリエの資格を取得した後、2007年に同店をオープン。店舗は坂田氏の実家で、築60年以上の日本家屋を一部改装したものだとか。これまでに培ってきたさまざまなお客様との出会いが店を支え、伊藤シェフとの絶大なる信頼関係もあり、多くのリピーターを獲得し、評価を得ている。3カ月先まで満席で、週末のランチもなかなか予約がとれない状況だ。「強いて申し上げるのなら、平日のランチは融通がききますので、お客様のご要望に御応えしたいと思っております」と坂田氏。一歩足を踏み入れただけで懐かしい気持ちがこみ上げるような居心地のよい空間で、極上の料理とサービスを受ける幸せは、なにものにも変えられない。

住所 文京区水道2-12-2
電話 03-3943-4928(完全予約制)
営業時間 11:30~13:00(L.O.) 18:00~22:00(L.O.)
定休日 水・第2火曜
店舗写真
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ロッソルビーノ

「リストランテ ラ バリック」の姉妹店。イタリアワイン、チーズ、オリーブオイルなどイタリアの食材が豊富に揃っている。伊藤シェフお手製の惣菜類も販売していて、レストランで食事された方が立ち寄り、購入するケースも多いとか。特にワインはテイスティングスペースもあり、品揃えは見事。

住所 文京区水道2-13-6
電話 03-6304-1529
営業時間 11:00~23:00
定休日 水曜

成熟したまち、
充実した暮らし

歴史ある都心の成熟した住宅地には、毎日のお買い物、趣味を楽しめる場所、子どもを健やかに育てる事ができる環境等々、上質の充実した日々の暮らしが存在する。

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神楽坂KIMURAYA北町店

牛込北町交差点を市谷方面に向かってすぐ右側に、スーパー「神楽坂KIMURAYA」がある。新鮮な生鮮食料品、手作り惣菜、世界の逸品・日本各地の名産品等、こだわりの品々が店内いっぱいに並ぶ。コンパクトな規模で必要なものが揃う便利さも人気の一つだ。酒類も充実している。

住所 新宿区細工町1-16
電話 03-3260-1425
営業時間 10:00~21:00
定休日 無休
店舗写真
キッチンコート神楽坂店

牛込神楽坂駅近く、大久保通りに面して「キッチンコート神楽坂店」がある。京王ストア系列で、選りすぐりの上質な食品を数多く取り揃えている。夜11時まで営業している。

住所 新宿区箪笥町11-1
電話 03-5206-7228
営業時間 10:00~23:00
定休日 無休
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メゾンカイザー神楽坂店

大久保通りを挟んでななめ向かいには、天然酵母のパンで人気のベーカリー「メゾンカイザー」。大人の雰囲気の店構えにこだわりのパン。ぜひ訪れてみたい一店。カフェも併設されている。

住所 新宿区箪笥町41大崎ビル1
電話 03-6457-5678
営業時間 8:00~20:00
カップ写真
皿写真
メポーセリン ペインティングスタジオ「マーケット ヴァレー」

時には、一軒家で開かれるアットホームなお教室で“自分磨き”はいかがだろう。お皿やカップなど白磁に専門の絵の具で絵付けをして800℃で焼き付けるヨーロピアンスタイルの本格的な上絵付け教室、ポーセリン ペインティングスタジオ「マーケット ヴァレー」は、この街で生まれ育った国弘直子さんが主宰する。器に描く楽しみと出来上がった作品を使う楽しみが醍醐味なのだとか。ガラスに絵付けする「ONEDAY GLASS LESSON」も開催している。

開催場所 新宿区市谷砂土原町1丁目の自宅にて開催
連絡先 naochan@rk9.so-net.ne.jp
レッスン日 月~金曜 13:00~
備考 1~4名までの小人数制のクラス(体験レッスンあり)

子育て支援には定評のある新宿区。とくにこのエリアは徒歩圏に著名私立小・中学校も多く、周辺の国立大学付属小学校への通学にも便利。払方町近辺には、中町公園や図書館、学童クラブを併設した「中町児童館」があり、子どもたちがさまざまな遊びと行事を楽しめる空間が整っているのも特徴。また中町児童館の隣には、愛日幼稚園と中町保育園がひとつになって2010年に認定こども園としてオープンした「あいじつ子ども園」がある。同園は、0歳児から就学前までの子どもの成長と発達を見据えた一貫した保育・教育を行うとともに、家庭と地域の子育て力の向上を図ることも目的としているという。
少し足を延ばせば、「榎町子ども家庭支援センター」があり、ここでは子育て相談や子育て広場などのほか、「ひろば型一時保育」として、1 日最大 4 時間まで、生後 6 カ月から就学前の子どもを預かってもらうことができる。 また、休日には親子で釣りを楽しむのはいかがだろう。市ヶ谷駅前にある「市ヶ谷フィッシュセンター」は、創業50年以上の実績と信頼を誇る総合観賞魚センター。金魚や小さな鯉の釣り堀もあるので子どもや初心者も安心だ。江戸城名残の外堀を見渡しながら、親子で釣りを楽しむ休日も、この街ならではのエコな楽しみ方といえるのでは

中町児童館
住所 新宿区中町25
電話 03-3267-3321
新宿区立あいじつ子ども園
住所 新宿区北町17
電話 03-3266-0189
榎町子ども家庭支援センター
住所 新宿区榎町36
電話 03-3269-7304
市ヶ谷フィッシュセンター
住所 新宿区市谷田町1-1
電話 03-3260-1324
(2011年5月取材)