阪急阪神不動産のMinna ikimono Action! | 阪急阪神の住まい〈ジオ〉

「Minna ikimono Action(みんな いきもの アクション)」は、人も含めた
すべての生き物がともに生きる未来を思い描き、
その環境を守り、育み、次の世代へとつないでいく取り組みです。
都市においても、生き物たちの姿が自然に見られる風景を
守り続けたいという願いのもと、
「生物多様性の保全*」に配慮したまちづくりを進めています。

まちや住まいをつくるときには、人の快適さだけでなく、そこに生きる多様な命にも目を向けることが大切です。すべての生き物が、互いに影響を与え合いながらも、それぞれの場所で豊かに暮らしていく関係性が、心地よい未来へとつながっていくと信じています。

生態系とは、生き物たちがさまざまに関わり合いながら、“動きのあるつながり”の世界です。そのつながりが都市の中でも絶えず続いていくように、人と自然が新たな関係を築いていくことを目指しています。

Minna ikimono」は共生のビジョンを、「Action」にはその共生を日常で実践していく意思を込めています。阪急阪神不動産は、分譲マンション〈ジオ〉シリーズにおける取り組みを通じて、住まい手や地域社会とともに、次世代に向けた共生のまちづくりを一歩ずつ行動として形にしていきます。

生物多様性の保全とは?

地球上のあらゆる生き物(鳥・虫・植物)とそれらがつくる生態系の多様性を守り、絶滅や生息地の喪失を防ぐこと。
人間の暮らしや未来の豊かさを支える基盤でもあり、都市においても身近な自然環境を維持・再生し、多様な生き物が生き続けられる環境をつくることが重要とされています。

5つの計画方針

「Minna ikimono Action」をかたちにしていくために、私たちは5つの基本的な視点を大切にしています。それぞれの方針は独立した要素でありながら、やさしく寄り添い合いながら融合し、人と生き物が自然と調和する空間を育んでいきます。
この計画方針は、 人と生き物がそれぞれの生息地を尊重し、 自然の恵みを分かち合いながら、 次の世代へとつながる共生のあり方を丁寧に育てていくためのものです。
季節のうつろいや自然とのちょうどよい距離感を楽しみながら、 人と生き物が心地よく共に歩んでいける場所を目指して──
この5つの視点が、 空間全体に新たな価値をもたらしていきます。

Minna ikimono Action 1
Landscape 景観

四季を通じて地域の風景と響き合う
景観をつくる

Concept

地域の自然環境との調和を大切にし、四季折々の風景を取り入れた景観デザインを行います。
これにより、敷地全体が地域の景観的な魅力と一体となることを目指します。

Design approach

地域在来種を活用した植栽で周辺の風景と連続するデザインを構築。
地被・低中高木の植栽を立体的に組み合わせ、奥行きのある風景を創出。
四季折々の花木を配置し、季節の変化を楽しめる空間を提供。

Minna ikimono Action 2
Climate 気候

快適な気候環境を整え、
自然の力を暮らしに取り入れる

Concept

自然気候を活用し、温度調整や風通しの良い空間設計を行います。
これにより、夏でも快適に過ごせる居住環境を実現します。

Design approach

緑化による温度低減を促進し、木陰や湿地帯を利用した涼しい空間を創出。
風が通るルートを設計し、自然な換気と快適な風環境を提供。
水辺エリアを設けて、ヒートアイランド現象の緩和効果を向上。

Minna ikimono Action 3
Color 色彩

色彩で生態系と人をつなぐ環境を描く

Concept

色彩は生き物にとってコミュニケーションや生存戦略の一部であり、自然界の多様性を象徴する重要な要素です。
色彩計画を通じて、生き物が集まりやすく、人にとっても豊かな体験をもたらす空間を創出します。

Design approach

昆虫を引き寄せる花の色(黄や紫、白など)を選定し、受粉や食物連鎖を促進します。
鳥類が好む赤い実や果実を持つ植物を配置し、生態系の循環をサポートします。
生物多様性の視点を重視した建築・外構の色彩計画を構築します。

Minna ikimono Action 4
Linkage 動線

自然豊かな動線で、人と生き物のフィールドバリューを
たゆむことなく向上させる

Concept

敷地全体で人と生き物の関わりの場と互いの生息空間の最適化を図る動線を計画します。

Design approach

人の歩行ルートは自然の植栽帯によって包み込まれ、心地よい歩行・佇み体験を提供。
鳥や昆虫等が敷地内外を自由に移動できるグリーンコリドーの一助を形成。
生き物の多様な生息地の在り方を、地中・地上・上空の垂直面としても探求。

Minna ikimono Action 5
Living 生息環境

人と生き物が安心して暮らせる環境を整え、
生態系保全の基盤を育む

Concept

敷地内に生き物が安心して暮らせる生息環境を整え、生態系保全のきっかけを育む場をつくります。
次世代へと引き継がれる、豊かな自然環境の維持を目指します。

Design approach

生き物の隠れ場所や巣作りエリアを確保し、鳥や昆虫等が暮らしやすい空間を提供します。
土中生物が生息できる土壌環境を整え、自然の循環を支える基盤をつくります。
異なる植栽を組み合わせることにより、多様な生き物のための機能的な意味を持たせます。

生物多様性保全に向けた
社会への参画

「30by30アライアンス」
への参加について

「30by30(サーティ・バイ・サーティ)目標」とは、2030年までに、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標です。
阪急阪神不動産は「30by30目標」に賛同し、有志の企業・自治体・団体による「生物多様性のための30by30アライアンス」(事務局:環境省)に参加しております。