DESIGN

外観完成予想CG
等々力らしさを大切に、緑との共生を表現したデザイン。
世田谷区等々力。
等々力渓谷など、街のいたるところに
豊かな緑量が見られ、
閑静な住宅街に安らぎをもたらせている。
そんな恵まれた環境に調和して
「ジオ等々力七丁目」は生まれる。
古くから受け継ぐ上質な緑化環境を
新たなかたちで継承した
フォーマルな印象のデザインは、
格調ある美意識を感じさせている。
洗練と安らぎに満ちた邸宅
「ジオ等々力七丁目」。
それは樹木と共生しながら穏やかに佇む。


外観完成予想CG
FACADE
木々とひとつになり、
上質な存在感を放つファサード。
武蔵欅のツインゲートが誇らしさを演出するファサード。シンメトリーにレイアウトされたシンボリックなその姿は、ナチュラルな素材感を併せ持たせることで緑と調和させ、落ち着きと優しさを演出。また、4列のダブルマリオンや中央にある木調の格子と庇が建物の囲む樹木とひとつになり、上質さに満ちた空間を創り出す。



MATERIAL
「ジオ等々力七丁目」で採用されているのは温かみのある自然が感じられる素材の数々。軒裏に採用された木調の天井・外壁で使用されている温かみのあるタイル、建物を囲んでいるのは野趣あふれる石垣など、建物のなかにも大理石や木調などのナチュラルなマテリアルが配され、周辺の豊かな自然が建物へと続いている。



LANDSCAPE
自然を暮らしのなかに
取り入れるランドスケープ。
隣接する緑地から木々が連続し、木漏れ日のある日々が愉しめる、緑に擁されたランドスケープ。建物を囲むように植えられているのは、この地にあった梅や欅。また配棟計画は、元々ある緑あふれる環境を身近に感じられるものとなっている。


Architect Design
集合住宅、商業施設、オフィスなど様々な用途の建築に携わり、専門知識と豊かな経験を社会発展に役立ててきた安宅設計。その卓越した表現力は「ジオ等々力七丁目」のアーキテクトデザインにも息づいている。
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ジオ赤坂丹後町(2015年4月竣工) -
ジオ経堂(2016年8月竣工)
COMMON SPACE
連続した4つのホールが、
プライベート空間へと誘う。
4つのホールからなる奥深い空間構成。
まず、住まう人を迎え入れるのは時を緩やかにする「ウエルカムホール」。
そこから、窓一面に緑あふれる庭が望める「ケヤキホール」へ。
木漏れ日が心地いいホール内では既存樹が活用され、この土地の記憶を継承している。
次にあるのはコーチエントランスが設けられた「ノードホール」。
ホワイエの機能をもつ、そして住まいの前室となる「ゲートホール」へ。
各ゲートの正面にはアートや特別に装飾された壁面といったアイストップが施され、
プライベート空間へと向かう連続性のあるデザインとなっている。

ENTRANCE LOUNGE(ケヤキホール)


土地への想いをアートにし、継承していく。
「ケヤキホール」にある欅のオブジェと家具を手がけた富田文隆氏に創作への思いを聞いた。「欅は特別な木で、土の具合によって育ちが違う。今回使ったのは、この地に生えていた欅。扱いやすい素直な木でしたよ。ここが恵まれた環境だったんでしょうね」。オブジェには象嵌が施されている。「神は細部に宿るといいます。繊細さに注力しながら、象嵌で紅葉の葉を散らしました。そうした創り手の感性と欅のパワーがひとつになった作品です」。ここに住まう人たちは毎日、欅のアートを目にする。「このオブジェやカウンターをみて、ここに欅があったことを想ってほしいですね。そうして、疲れていてもホッとしてもらいたいです」。年月が経つほどに味わいを増すという欅のアート、この造形は「ジオ等々力七丁目」の美意識となる。



KEYAKI ART

Woodworking Artist
富田 文隆Fumitaka Tomita

家具の神様と言われる
「カール・マルムステン」工芸学校(スウェーデン)にて家具製作を学ぶ。
1988年より個展多数開催。
東京六本木『サヴォア・ビーブル』、東京銀座『ギャラリー・アートポイント』、 東京九段南 『靖雅堂 夏目美術店』、京都大丸美術画廊、 前橋市『阿久津画廊』、 WILDENSTEIN TOKYO ウイルデンスタイン東京、 群馬県立近代美術館等。
グループ展では、高崎市美術館、東京国立近代美術館工芸館、 アーツ前橋、京都の寺院、鎌倉の寺院等。
1991年 第11回上毛芸術奨励賞受賞、
1999年 日本テレビ『美の世界』、
2015年 テレビ東京「クロスロード」出演、 2013年よりNOBUホテル・シーザースパレス・ラスベガスに常設展示。
阪急阪神不動産のマンション「ジオ」では国産木材を活用し木質化を推進しています。

「ジオ」では2023年6月以降に着工するすべての分譲マンションにおいて、共用部の化粧材などに国産木材を活用し、積極的な木質化を推進。また、木材は原則として地消地産とすることで、地域の森林保全に寄与している。こうしたサステナビリティな空間づくりは、ここ「ジオ等々力七丁目」にも活かされている。


