Introduction

伝えられない想いが
あふれだす。

『そこのみにて光輝く』の監督・呉美保が、9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのは、コーダという生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大さんによる自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」。主演を務めるのは『キングダム』『東京リベンジャーズ』シリーズの吉沢亮。さらに吉沢亮演じる五十嵐大のろう者の両親を演じるのは、母・明子役に忍足亜希子、父・陽介役に今井彰人と、ろう者俳優として活躍する二人を迎えた。そのほかユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでんなど個性豊かな俳優陣が脇を固める。