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気分一新! 今すぐできる模様替えのコツ

いよいよ新年度のスタートですね。毎年4月に入ると何か新しいことにチャレンジしたくなるものですが、この季節にオススメしたいのはお部屋の模様替え。今ある家具のレイアウトやインテリアアイテムをほんの少し変えるだけでも、お部屋の雰囲気がガラリと変わり、気持ちを切り替えて新年度をスタートさせることができます。そこでジオプラットでは、簡単にできる「お部屋の模様替えのコツ」についてご紹介します。

今あるモノで模様替え、家具の配置を変えるだけでもお部屋が激変!

模様替えにとりかかる前に、まずは不要なアイテムの断捨離を行いましょう。お部屋の中にモノが散らかっていると、視点が分散して空間が狭く見えてしまうので、最初に「モノを減らす」ことからスタートを。その後「モノの定位置」を決めて、さらに「モノを定位置に戻す習慣」を徹底するように心がけましょう。これだけでも今のお部屋の雰囲気が大きく変わります。

次にチェックしたいのは家具の配置について。お部屋の入口から奥へと進んでいくときに、動線の邪魔になるような家具配置をしていませんか?ポイントは「動線に並行して家具を配置する」ということ。こうすると、お部屋の中を移動しやすくなるだけでなく、平行線が強調されることによって奥行きを感じるようになり、空間がひとまわり広く見えるようになります。また、平行線の先に窓などの開口部が広がるように配置すると、空間の“抜け感”が演出されて、ゲストにのびやかな住まいを印象付けることができます。

なお、お部屋に入ったとき、人の視線がいちばん最初に向くのは「入口の対角線上にあるコーナー部分」だそう。これは「この部屋が安心して過ごせる場所かどうか?広さはどれぐらいか?」を把握しようとする人間本来の習性でもあるそうです。その習性を利用して、お部屋の対角コーナーに「自分が最も好きなアイテム」を置くようにすると、自分の個性を表現すると同時に心地良い空間をつくることができるので、お気に入りのポスターやアート作品、大切に育てている観葉植物などを置いてインテリアの主役にすると良いでしょう。その主役のアイテムに関連付けてインテリア小物などを揃えていくと、統一感のあるお部屋に仕上がります。

お部屋をもっと広く見せるコツを知っておくと、模様替えが楽しくなる

お部屋をもっと広く見せるコツを知っておくと、模様替えが楽しくなる

お部屋をより広く見せるためには、「動線と平行した家具配置」に加えて、なるべく「背の低い家具」を採り入れるのも有効な方法です。収納家具は、つい容量を重視して大きな家具を選びがちですが、家具の背が高くなればなるほど圧迫感を感じて空間が狭く見えます。目安は「自分の腰の位置よりも背の低い家具を選ぶ」こと。また、ソファやベッドもなるべくロータイプのデザインを選ぶようにすると、空間の広がりを演出できます。

なお、空間の広がりを演出する上では、家具の背の高さをなるべく揃えて均一にするのが理想的ですが、揃えるのが難しい場合は「遠近法」を採り入れる方法もあります。背の高い家具を手前に、背の低い家具を奥に配置すると、「小さなものが遠ざかって見える」という目の錯覚によって、空間の奥行きを強調することができます。

同じく視覚的な効果として「床面が多く見えているほど空間が広く感じられる」という錯覚もあるため、床にはなるべくモノを置かないようにすること。テーブルやソファも脚付きのデザインを選ぶようにすると床面が目に入りやすくなり、お部屋をより広く見せる効果につながります。

色とデザインを統一することでスタイリッシュな空間が完成

最も効果的な模様替えは「インテリアの色」を変えること。色には人の感情をコントロールする心理的な効果が認められているため、“気持ちが落ち着く部屋”や“のんびり過ごせる部屋”など「自分の理想のお部屋」のイメージに合わせてテーマカラーを決めましょう。例えば、赤や黄色の暖色系カラーには「時間がゆっくり感じられる効果」があると言われています。ただし、暖色系カラーはモノが前に迫ってくるように見える「進出色」で、多用するとお部屋が狭く感じられるため、アクセントカラーとして使うのがオススメです。

色とデザインを統一することでスタイリッシュな空間が完成

反対に、青や緑などの寒色系カラーは「時間の流れを短く感じさせる効果」や「気持ちの高揚を抑える効果」があるほか、モノが後ろに下がって見える「後退色」とされています。コンパクトなお部屋には、寒色系カラーやホワイト・アイボリーなどの淡い色を大きな面に使うようにすると、限られたスペースを実際よりも広く見せてくれます。

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なお、テーマカラーを決めたら、お部屋の中に置いておくアイテムの色やデザイン、素材にも統一感をもたせることが模様替え成功の秘訣です。例えば、大型インテリアショップなどで売っている布製や籐製の収納ボックスを複数購入して、散らかりがちな小物類はその中へ。同じ色・同じデザイン・同じ素材の収納ボックスをズラリと並べるだけでもプロがコーディネートしたようなスタイリッシュな空間に仕上がります。

また、「お部屋の中を一気に模様替えするのは難しい」という方は、まずは小さなスペースからコーディネートにチャレンジを。「いちばん人目につく玄関まわりをテーマカラーで演出してみる」「つい置きっぱなしにしてしまうリモコンやAV機器を収納ボックスにまとめて整理整頓をしてみる」など、模様替えエリアを徐々に広げていくと少しずつ「自分の理想のお部屋」に近づいていくはずです。

他にもこんなアイテムを使ってもうひと工夫すると“上級者風”の模様替えに

■間接照明を使う

お部屋全体を明るく照らす天井照明とは違って、壁に光を反射させることで陰影を楽しむ「間接照明」を採り入れるようにすると上級者的なインテリアコーディネートが完成します。ホテルの客室に置かれているような大型ランプもステキですが、オススメは数百円程度で購入できる小型スポットライト。ソファの下に置いたり、観葉植物の背面に置いて点灯すると、スタイリッシュな夜のインテリアを演出できます。昼と夜でお部屋の表情を変えることができるのも、間接照明ならではの効果です。

他にもこんなアイテムを使ってもうひと工夫すると“上級者風”の模様替えに

■鏡の効果を活用する

お部屋のコーナー部分に大きな鏡を立てかけておくと、鏡面に映し出された空間が奥行きを感じさせてくれるため、もうひとまわり大きなお部屋に見えます。また、鏡に向けて間接照明を当てると、光源が2倍になるため、ムーディなお部屋が完成します。もちろん、お出かけ前に全身をチェックする姿見として実用的に使うことも可能。近頃は、割れにくく持ち運びしやすい軽量タイプの大型鏡も登場しているので、積極的に採り入れて鏡の効果を上手に活用しましょう。

季節の鉢植えや観葉植物などを飾る

■季節の鉢植えや観葉植物などを飾る

お部屋の中にグリーンを飾ると、それだけで空気が変わったようなインパクトを受けるほか、陶器や石材のおしゃれな鉢カバーをテーマカラーに合わせて選ぶようにすればインテリア性もアップします。植物育成に慣れていない方は、はじめのうちは3~5号程度の小さなテーブルグリーンからチャレンジを。

その後6~8号程度のミドルサイズ、9~10号程度のビッグサイズと徐々に鉢のサイズを大きくしていくと、観葉植物を育てる楽しみが広がります。なお、観葉植物は種類によって日当たりを好むタイプと日陰を好むタイプに分かれます。お部屋の窓の向きに合わせて育てやすい植物を選ぶようにしましょう。

■カーテンタッセルで個性を演出する

インテリアの中で意外に大きな面積を占めるのがカーテン。カーテンはお部屋のテーマカラーにマッチした色や柄を選ぶようにすると空間が引き締まります。また、カーテンを留めるタッセルをひと工夫してみると窓辺のおしゃれ度がアップ。女子力高めなお部屋にマッチする「キラキラビーズタイプ」や、クラシックタイプの家具と相性が良いゴージャスな「フリンジ付きロープタイプ」のほか、近頃はモダンなデザイン金具がついた「マグネットタイプ」のタッセルも人気です。インテリアテイストに合わせてカーテンのコーディネートも楽しめるようになれば、模様替え上級者の仲間入りに!

■アロマで香りを演出する

玄関・廊下やお部屋の入口など、人が通る場所にディフューザーなどのアロマアイテムを置いておくと、ふわっと香るアロマの印象によって普段と違う空間を演出できます。また、寝室にはラベンダーやベルガモットなどのリラックスできる香りをチョイス。間接照明と併用すれば心地よい眠りにつくことができます。

なお、こうしたインテリアコーディネートのアイデアを採り入れる際には、マンションのモデルルームを見学したり、SNSで好みのインテリアの写真を参考にするのが最も手っ取り早い方法。「自分の理想のお部屋」のイメージを明確にして、模様替えを楽しみましょう。

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