江戸期の徳川家の鷹狩に始まり、
明暦の大火によって神田から多くの人々が
移り住んで発展した三鷹市下連雀。
明治〜昭和にかけて
幾多の文人が居を構え活動してきた
歴史と文学の薫り漂うエリアです。
戦前・戦後を下連雀で暮らした太宰治は、この地で「走れメロス」「斜陽」など数々の名作を創作。
界隈には今も太宰治のゆかりの場所が数多く存在し、各所に案内板や碑が設置されています。
また、小説「路傍の石」で知られる山本有三もこの地に居住し、執筆活動した邸宅が記念館として公開。
三鷹市文化財指定の洋風建築の記念館に併設された庭園公園では、武蔵野の風景が色濃く残る自然を感じることができます。
さらに武者小路実篤らも武蔵野文化を育んだ幾重にも重なり合う刻の輝きが、下連雀での暮らしの奥深さ、品格を醸しだしています。
この地の象徴のひとつであり、「ジオガーデン三鷹下連雀三丁目」に寄り添うのが武蔵野の面影を残す「風の散歩道」。駅南口から井の頭恩賜公園まで玉川上水に沿って続く散歩道には太宰治の玉鹿石や作品の一説が刻まれた説明板、山本有三記念館も。
この一帯の穏やかな雰囲気に包まれたかけがえのない深い緑陰は人々の目を楽しませ、その豊潤さで人々を癒しています。
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※掲載の所要時間は、地図上の概測距離より徒歩=約80m/分で算出したおおよその時間です。