江東区扇橋二丁目は、東京メトロ半蔵門線と都営地下鉄新宿線が交わる「住吉」駅の南側に広がり、交通アクセスの利便性に恵まれたエリアだ。この一帯は運河跡地を利用した親水公園や木場の跡地を整備した「猿江恩賜公園」など大規模公園が多く、水と緑が織りなす美しい街並みで暮らせる街として人気が高い。
江戸時代、現在の扇橋二丁目周辺には運河網が整備された。とくに小名木川は東京湾で生産される塩や北関東・東北から運ばれてくる食料品などの輸送ルートで、江戸の暮らしを支える重要な運河だったそうだ。この小名木川周辺には木材の貯蔵所として木場が設けられるなど、物資の輸送拠点としても機能していた。
明治時代、東京15区のひとつとして深川区が誕生すると今の扇橋二丁目も深川区の一部となり、小名木川の水運を利用した精米や製粉、紡績などが盛んに行われていたという。
扇橋二丁目の発展を支えてきた運河は、現在、「横十間川親水公園」や「仙台堀川公園」など親水公園に整備され、このエリアに潤いをもたらしている。とくに小名木川沿いに整備されている「小名木川 塩の道」は、小名木川と横十間川が交わる場所に架けられた「小名木川クローバー橋」など見どころも多彩だ。
扇橋二丁目からは「小名木川塩の道」を経由して「横十間川親水公園」を通れば「江東区役所」に行くこともできる。水遊びができる場所や桜並木が地域の人々の花見の名所になっている場所もあり、用事ができた際に散策を楽しみながら出かけるのも心地よいひと時になるだろう。
近隣にはショッピングセンターが揃う。生活の選択肢がゆたかに。
扇橋二丁目周辺は買い物にも便利な街だ。
深夜1時まで営業している「ライフ 深川猿江店」や「まいばすけっと 江東扇橋3丁目店」など身近なスーパーマーケットをはじめ、インテリア用品が充実するホームセンター「島忠 江東猿江店」など多彩なショッピング施設が充実している。
少し足を伸ばせば、大規模ショッピングセンター「アリオ北砂」や「olinas」など大型商業施設や、にぎわう商店街「砂町銀座商店街」にも行くことができるので、普段の買物も思いきり楽しむことができそうだ。
住所 | 東京都江東区北砂2-17-1 |
電話番号 | 03-3640-8111(アリオモール) |
営業時間 | 物販ゾーン 10:00~21:00 3F飲食ゾーン 11:00~22:00 ※一部店舗で異なる |
住所 | 東京都江東区猿江2-16-3 |
電話番号 | 03-5669-7311 (ホームセンター)、 03-5669-7321(家具) |
営業時間 | 10:00~20:00 |
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線の2路線を利用可能。
扇橋二丁目は暮らしの場として重要な交通アクセスの利便性にも恵まれている。
最寄りとなる「住吉」駅からは東京メトロ半蔵門線と都営地下鉄新宿線の2路線を利用できる。東京メトロ半蔵門線を利用すれば「大手町」駅や「表参道」駅、「渋谷」駅などにダイレクトアクセス可能だ。
都営地下鉄新宿線に乗れば、「神保町」駅や「新宿」駅に乗り換えなしで移動できる。
東京メトロ半蔵門線は東急田園都市線と東武スカイツリーライン、都営地下鉄新宿線は京王線と直通運転が行われており、ダイレクトでアクセスできるエリアは広い。
また、「olinas(オリナス)」、「丸井 錦糸町店」、「アルカキット錦糸町」など大型商業施設が集まる「錦糸町」駅には東京メトロ半蔵門線で1駅となるほか、「扇橋二丁目」停留所からのバスも利用でき、気軽に買い物を楽しめる。さらに、「住吉」駅から東京メトロ半蔵門線を利用すれば、「日本橋三越本店」などが近い「三越前」駅や「東京スカイツリータウン」の最寄りとなる「押上」駅も近く、日常圏内として買い物に出かけられるのもうれしい。
かつての運河が公園に。歴史のある緑に親しめる街。
深川住吉エリアは公園が多く、緑に恵まれているのも特長の一つ。
「猿江恩賜公園(さるえおんしこうえん)」は、「新大橋通り」を中央に挟み、南北に約145,000㎡もの広大な敷地を持つ都立公園だ。1924(大正13)年に昭和天皇のご成婚を記念して、現在の公園南側が明治政府から東京市に下賜され1932(昭和7)年に旧猿江恩賜公園として開園。1983(昭和58)年に公園北側も含め、全園開園となった。
園内には、イチョウやヤマモモ、クスノキ、アジサイやソメイヨシノなど5,500本以上が植樹されている。公園北側にある同園のシンボル「時計台」がある「中央広場」や「広場周辺」にはソメイヨシノが多く植わっているため、「東京スカイツリー」と桜を一緒に眺められる花見の名所としても知られている。
扇橋二丁目周辺は「小名木川塩の道」や「横十間川親水公園」、「仙台堀川公園」などのかつての運河を利用した公園が多く、気軽に緑に親しめる。
公共の文化施設やスポーツ施設がぐっと身近に。芸術やスポーツを楽しみやすい環境。
深川住吉には、芸術やスポーツを住民が気軽に楽しめる環境が整っている。
ただ設備があるだけでなく、開催されているプログラムの質にも注目したい。
江東区立のコンサートホール「江東公会堂」は東京シティ・バレエ団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の準本拠地として使用されていている。客席数1,234席を擁する「大ホール」は、オーケストラによる演奏会をはじめ、各種コンサートや落語、演劇などのほか、テレビ朝日「題名のない音楽会」の収録も行われている。
「江東区スポーツ会館」は、1階から3階まで、大小のプールやトレーニング室、武道場など、各種の屋内スポーツに対応した設備を備えており、いずれも安価な料金で利用できる。団体・個人ともに事前予約で利用できるほか、ヨガやスイミング、子ども向けの体操教室など、各設備を利用したスポーツレッスンも開講している。
住所 | 東京都江東区住吉2-28-36 |
電話番号 | 03-3635-5500 |
住所 | 東京都江東区北砂1-2-9 |
電話番号 | 03-3649-1701 |
開館時間 | 8:30~22:00 |
休館日 | 第2・4月曜日(祝日の場合は翌日)、 年末年始(12/29~1/3) |
現代アートを心ゆくまで鑑賞した後は、こだわりの自家焙煎コーヒーで余韻を楽しむ。
「東京都現代美術館」は、現代美術専門の公立美術館。建築家の柳澤孝彦(TAK建築研究所)によって設計された地上3階・地下2階の建物は、単体では日本最大級の美術館建築として知られている。
常設展は、約5,000点の収蔵作品を活かし、現代美術の流れを一望できる展示と、時代とジャンルを横断するテーマ展示を組み合わせた特徴ある形で行われていて、国内外から年間40万人もの来場者が訪れている。
そこから北東へ5分ほど歩いた所にあるのが、木材倉庫を改装したコーヒーショップ「The Cream of the Crop Coffee(ザ クリーム オブ ザ クロップ コーヒー )清澄白河ロースター」。コーヒー豆の焙煎機やその排煙ダクトが設置できる天井の高い物件を求めて、木材業が盛んなこの場所にたどり着いたのだという。
店内に置かれた焙煎機で「Pierre Marcolini」のカフェで提供されるコーヒーや同店の渋谷ヒカリエ店で使用する豆を焙煎するほか、100g単位での豆やグッズの販売、ペーパードリップで淹れたコーヒーを提供している。
現代アートを心ゆくまで鑑賞し、こだわりのコーヒーで余韻を楽しむ休日というのも良さそうだ。
住所 | 東京都江東区三好4-1-1 |
電話番号 | 03-5245-4111(代表) |
開館時間 | 10:00~18:00(最終入館時間17:30) |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌平日) |
住所 | 東京都江東区白河4丁目5番4号 |
電話番号 | 03-5809-8523 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 月曜日 |