都営大江戸線が走る「勝どき」駅。六本木、新宿などの都内主要駅にアクセスしやすい立地で、急速に住宅地として人気が高まっているエリアである。「勝どき」駅の乗降客数は、近年の再開発の影響もあり約8万人を数え、大江戸線38駅の中で4位という数字である(2011年度)。駅にはエレベーターやエスカレーターが整い、ベビーカーのママやシニア世代にも優しい構造。お隣の「月島」駅から東京メトロ有楽町線へ、2駅目の「門前仲町」駅から東京メトロ東西線へ乗り換えられるなど、他の路線への乗り換えも便利で、主要駅へ軽快にアクセスできる。
また、晴海通りや清澄通り沿いに都営バスのバス停が多数ある。例えば、「勝どき駅前」バス停から乗車すれば、築地、銀座4丁目、有楽町駅を経由して東京駅丸の内南口に直結。通勤やショッピングにもとても便利なルートである。このほか東京駅八重洲口、亀戸駅前、東京スカイツリー駅前、四谷駅行きなどのバスが走り、バス利用も便利な立地といえよう。中央区のコミュニティバス「江戸バス」を利用すれば(1回100円)、聖路加国際病院や中央区役所などへも便利に移動できる。
一方、首都高速都心環状線の銀座出入口や、晴海線豊洲出入口が近く、2015年には晴海出入口が完成する予定なので、車のアクセスもさらに向上しそうである。
月島、銀座、築地、豊洲を自在に使いこなす街 緑と水辺に癒される住環境も魅力的
銀座から晴海通りを一直線に進み、勝鬨橋を渡ると勝どきエリアに入る。世界に誇るショッピングタウン「銀座」、東京の台所「築地」、お洒落な下町として人気の高い「月島」、開発が進む「豊洲」に近接し、目的にあわせて、さまざまな街を自由自在に使いこなせる。グルメよし、買い物よし、散策よしで、築地市場での買い出しも、デパ地下ランチも気軽に楽しめる立地が嬉しい。
そもそも勝どきは、明治から大正期にかけて、月島2号埋立地、3号埋立地として造成されたところ。昭和15年には万国博覧会のメインゲートとして「勝鬨橋」が建設された。隅田川に架かる勝鬨橋は、当時大型船が通航できる可動橋であったが、昭和45年を最後に可動は中止された。現在は重要文化財となり、平成10年からはライトアップも行われるようになった。この勝鬨橋のたもとから続く「隅田川テラス」は、夏の夕涼みに好適なスポット。「隅田川テラス」沿いに歩けば、人形町方面も気軽な散歩コースとなる。
また天気の良い日は、「浜離宮恩賜庭園」や東京の海の玄関口の一つ「晴海ふ頭公園」へサイクリングに出かけるのもお勧め。「晴海ふ頭公園」は海風に吹かれながら過ごせる憩いのスポットで、バーベキューが楽しめる施設も備えている。
銀座
「銀座」も毎日の生活圏のひとつ。買い物はもとより、ギャラリー巡りなども気軽に楽しめる。
築地場外市場
「築地場外市場」へ買い出しに行くのも楽しい立地。
月島
「月島」には、もんじゃ店だけでなく、お洒落なカフェやスイーツ店も多い。
勝鬨橋
「勝鬨橋」は重要文化財になっており、勝鬨橋築地市場側橋詰には資料館も備わっている。
隅田川テラス
隅田川の両側に整備された「隅田川テラス」は、リバーサイドの潤いを満喫できる散策コース。
浜離宮恩賜庭園
隅田川の両側に整備された「隅田川テラス」は、リバーサイドの潤いを満喫できる散策コース。
住所 | 東京都中央区浜離宮庭園1-1 |
開園時間 | 9:00~17:00 |
休園日 | 年末年始 |
入園料 | 一般・中学生300円 |
晴海ふ頭公園
客船ターミナルがシンボルの港の公園「晴海ふ頭公園」。バーベキューや釣り、テニスなども楽しめる。
住所 | 東京都中央区晴海5丁目 |
「晴海トリトンスクエア」には商業施設や病院などが充実 スーパーも多彩に整う便利に暮らせる住環境
勝どきエリアのランドマーク的な存在といえるのは「晴海トリトンスクエア」である。住居やオフィスのほか60ほどのショップとレストランが軒を連ね、「職」「遊」「住」の3つの機能を備えた複合タウンとなっている。館内には「花のテラス」「緑のテラス」「桜の散歩道」などが設けられ、周辺住民の憩いの場としても親しまれている。また767席を誇る「第一生命ホール」があり、コンサートなどの催しも多彩。施設内には「スーパーマーケット成城石井 晴海トリトン店」「マルエツ プチ晴海店」も入り、内科・整形外科・耳鼻咽喉科・皮膚科・眼科などを備える「慈恵医大晴海トリトンクリニック」もある。
そのほかの商業施設では、「デリド勝どき駅前店」「スーパー文化堂勝どき店」なども備わる。ちょっと足を延ばせば、豊洲の「フードストアあおき」「スーパービバホーム豊洲店」、東雲の「イオン東雲ショッピングセンター」なども身近な買い物スポットとして利用できる。「勝どき商栄会」などの商店街も健在なので、買い物の楽しさが十二分に味わえそうだ。
スーパーマーケット成城石井 晴海トリトン店
こだわりの食材が並ぶ人気のスーパー。
住所 | 東京都中央区晴海1-8-16 晴海トリトン2階 |
電話番号 | 03-6219-5801 |
営業時間 | 平日8:00~22:00、 土日・祝日10:00~22:00 |
デリド勝どき駅前店
店内で焼き上げたパンが人気。総菜なども充実している。
住所 | 東京都中央区勝どき1-8-1 |
電話番号 | 03-6219-5111 |
営業時間 | 7:00~深夜1:00 |
築地市場を控えた立地なので、食材にこだわった店が多い
東京の台所である築地市場を目前にした勝どきエリアは、グルメの店も充実している。トリトンスクエア内にも、「信州そば処そじ坊」やイタリアンの「OTTIMO kitchen due passi」などの人気店が多い。またかつての倉庫街だったエリアや路地中に、洒落た店が誕生しているのでぜひチェックしたい。築地から移転してきたという「カワズキ(KAWA-ZUKI)」は、一見レストランとは気がつかない佇まいで、1階がカウンターのみ、2階がテーブル席のイタリアンの店だ。また、フレンチとイタリアンの手法で素材の魅力を引き出すオリジナルメニューを提供する「ポンテレヴェトイオ カチドキ」は、モダンな空間でゆったりと至福の時間を過ごせるレストラン。150銘柄以上を揃えたワインセラーも見事である。
カウンター席とテーブル4席だけの店だが、食材にこだわったイタリアンを提供しているのが「Vialetto(ヴィアレット)」。粋な店構えの「銀蕎麦國定 勝どき店」は、手打ちの歯ごたえある蕎麦と濃い目のツユが自慢の蕎麦の店である。このほか、熊本の食材にこだわる「天串にしおか」、カジュアルに楽しめる江戸前寿司店「鮨くらみ」など常連になりたい店がいろいろ。長屋を改装した洋食の店「勝鬨亭」はカレーが人気メニューである。
さて、満腹になっても、甘いものは別腹…という方にご紹介したいのが、「パティスリー門(もん)」。この地ですでに40年を数えるスイーツの老舗で、生ケーキや焼き菓子が充実している。
カワズキ (KAWA-ZUKI)
気軽に本格派のイタリアンが楽しめる店。ランチは“ちょこっと前菜”にサラダ、パン、メインのパスタまたはリゾットがついて1000円。ボリュームもたっぷりで大盛りも無料。サラダ、パンのおかわりも無料と良心的。
住所 | 東京都中央区勝どき3-5-14 |
電話番号 | 03-5547-5224 |
営業時間 | ランチ11:30~14:00、 ディナー18:00~23:00(L.O.22:00) |
定休日 | 日・祝日 |
ポンテレヴェトイオ カチドキ
細い階段を上がると広がる格調高い空間。こだわりの料理とサービスは、ママランチから仕事での接待まで様々なシーンに対応できる。日替わりパスタランチ(2種)は1500円。高村シェフの気まぐれランチは1800円。そのほか完全予約制のランチコースが2800円。
住所 | 東京都中央区勝どき4-4-9 2階 |
電話番号 | 03-6692-8440 |
営業時間 | ランチ11:45~13:30(L.O.)、 ディナー18:00~21:30(L.O.) |
定休日 | 日・祝日 |
Vialetto(ヴィアレット)
小じんまりとした店だが、味は本格派のイタリアンレストラン。ワンプレートランチは3種からパスタが選べて900円。プラス100円でプチデザートとコーヒーが頂けるのが人気である。夜はアラカルトのみとなる。
住所 | 東京都中央区勝どき4-1-2シャンボール勝どき1階 |
電話番号 | 03-3532-4127 |
営業時間 | 12:00~13:30(L.O.)、 18:00~21:30(L.O.) |
定休日 | 月曜 |
手打ち蕎麦の店「銀蕎麦國定 勝どき店」
銀座にも店を構える蕎麦店。かけそば、せいろがいずれも700円。ランチタイムには丼とのセットメニューもある。
住所 | 東京都中央区勝どき2-12-10 |
電話番号 | 03-6228-2715 |
営業時間 | 11:30~14:00、 17:30~22:00(金曜のみ~0:00) |
定休日 | 日・祝日 |
パティスリー門(もん)
焼き菓子と生菓子が各種揃うパティスリー。手土産に人気の“レーズンバター”(1個180円)がお勧め商品。
住所 | 東京都中央区勝どき2-6-10 |
電話番号 | 03-3531-0666 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 日・祝日 |
ファミリー世帯が増えて、子育て施設は充実の一途
再開発などで住宅が増えつつある勝どきエリアは、子育て施設も充実の一途をたどっている。勝どき3丁目に中央区の認可保育園「まなびの森保育園勝どき」、勝どき1丁目に「勝どきこども園」が誕生。小学館集英社プロダクションが運営する「勝どきこども園」は、平成23年に開園した中央区初となる認定こども園で、最長で夜22時までの延長保育制度を導入している。
また、同園が誕生した「アパートメンツタワー勝どき」3階には、小児科、歯科、眼科などが入るクリニックモールがある。「小森小児科医院」では、病後児保育も行われているので心強い。
勝鬨橋を渡ると、橋のたもとに「中央区立月島第二小学校」がある。1909(明治42)年開校という歴史ある小学校で、時計台のついたモダンな校舎は1990(平成2)年に改修したものだ。一輪車やなわとびなどを採り入れ、子どもたちが元気に活動している小学校だ。このほか、勝どきエリアには「月島第一幼稚園」「月島第二幼稚園」「豊海幼稚園」の3つの区立幼稚園も備わっている。
また勝どき1丁目には中央区の「子ども家庭支援センター きらら中央」があり、“子育て交流サロン あかちゃん天国”をはじめ、さまざまな子育て支援プログラムが行われている。センター内では一時預かり保育やトワイライトステイ事業なども行われているので、ママやパパにとって心は強い施設。
「きらら中央」の近くには「勝どき児童館」もあり、ホール、音楽室、遊戯室、図書室、幼児室、学童クラブ室などが備わり、広々としたホールで元気に遊ぶことができる。「勝どき児童館」前に広がる「月島第二児童公園」には、いろいろな遊具が備わり、親子の憩いの場となっている。「月島」駅近くには「月島図書館」もあり、毎週水曜日に子ども向けのおはなし会を開催。保護者と子どもたちが気軽に集える場所が多く設けられているエリアである。
また、子育て世帯にとっては病院情報も欠かせない。急病になった時には月島駅近くの「中央区休日応急診療所」が安心。「聖路加国際病院小児総合医療センター」では、中学生まで(15歳以下)の急病患者の夜間対応にあたってくれるのも心強い。
勝どきエリアはお子様も多く、習い事スポットも多数揃っている。インドアのテニスコートとフットサルコートが備わる「勝どきスタジアム」では、お子様向けのフットサルスクールも開校されている。
中央区立月島第二幼稚園
「月島第二小学校」に隣接した「中央区立月島第二幼稚園」
住所 | 東京都中央区勝どき1-12-2 |
子ども家庭支援センター きらら中央
「子ども家庭支援センター きらら中央」では、さまざまなプログラムや子育てサポートを実施している。
住所 | 東京都中央区勝どき1-4-1(3階) |
月島第二児童公園
2011年にオープンした「月島第二児童公園」には、さまざまな遊具が備わり、年齢に合わせて、思い思いに楽しめるスポット。
月島区民センター
月島駅前の月島区民センター。1階に「中央区役所月島特別出張所」、2階に「月島児童館」、3階に「月島図書館」、4.5階にホール等の施設を備える「月島社会教育会館」が入る。
住所 | 東京都中央区月島4-1-1 |
中央区休日応急診療所
中央区休日応急診療所の診療科目は内科・小児科で土曜17:00~22:00、日・祝日9:00~22:00に対応。
住所 | 東京都中央区佃2-17-8中央保健所月島分室1階 |