
邸宅街として知られる深沢の中において、さらなる価値が感じられる地。
呑川親水公園の桜という魅力はもとより、庭に木々を擁した家々が連なる街並みは、品や格とともに優美さを漂わせています。
優美なる邸宅街が広がる、深沢エリア。

水のせせらぎがあり、草木が茂る道がある深沢エリア。世田谷新町あたりから東京湾へと流れる呑川の一部を散策路とした呑川緑道沿いにはさまざまな植物が植えられ、のんびりと散策を楽しめます。
また呑川親水公園といえば、地元住民から親しまれている桜の名所。かつての呑川土手に植えられていた300本もの桜が今も残り、“せたがや百景”のひとつに数えられ、春になれば圧倒的な美しさに包まれます。

呑川親水公園
深沢の「由来」と「歴史」。
世田谷区には「沢」のつく地名が数多くあります。武蔵野台地の南を流れる多摩川に流れ込む小川が多く、その小川が地形を削り現在の沢を形成したようです。そしてこの「深沢」は呑川の流域に深い沢があった地形からといわれています。また、諸説ありますが、鎌倉時代に鎌倉幕府3代将軍の源実朝の家臣土岐左衛門がこの地を与えられ、深く入り組んだ地形からこの名を付けたという話もあるようです。
元々、山林や農地だった「深沢」が現在の住宅地となったきっかけは、明治40年(1907年)に開通した「玉川電気鉄道」です。開通に伴い、大正2年(1913年)に関東初の郊外型分譲地として「新町住宅地」の分譲が開始されました。分譲地は計画された桜並木に、電燈や電話などのインフラが整備されており、当時としてはとても先進的な開発でした。
開通当時の玉川電気鉄道

※出典:深沢・新町100年史(深沢・桜新町さくらフォーラム)
分譲当時の「新町住宅地」区画図

※出典:深沢・新町100年史(深沢・桜新町さくらフォーラム)
人々の暮らしにより受け継がれてきた街の品格。
■清明亭

東京都世田谷区深沢7-3-1
■深沢の杜緑地

東京都世田谷区新町2-37-12
その「新町住宅地」を購入したのは、交通の便の良さを利として、週末などに過ごす別荘にしようと考えた政商で、その後資本家、実業家などが次々と居を構えました。現在の「深沢高校」(深沢7丁目)がある場所は、わかもと製薬の創業者・長尾欽彌氏の大邸宅でした。昭和6年(1931年)に建てられた数寄屋造りの離れ「清明亭」は現存しており、高校の施設として利用されています。
地元の人たちに愛されている商店街を日常使いに。
桜新町商店街は"サザエさん通り"と"駅前通り"からなる約200もの店舗が並ぶ商店街。スーパーやカフェ、レストランなどが揃い、華やかな雰囲気で、春にはさくらまつり、夏には縁日、秋にはねぶたまつりなど季節ごとに様々なイベントが行われています。また、アニメ「サザエさん」の作者、長谷川町子のミュージアムもあることでも有名です。

桜新町商店街
東京都世田谷区桜新町1-7-6他

ピーコックストア
東京都世田谷区新町2-37-12
■教育施設が整った環境で、子育てのしやすさも魅力。

桜町小学校
東京都世田谷区用賀1-5-1

深沢中学校
東京都世田谷区新町1-26-29
■ジョギングや散策が愉しめる、緑あふれる公園が点在。
「水が清らかで呑める」ことから名がついた呑川。その呑川の両側に整備された緑道は約300本の桜が春の季節に多くの人の目を楽しませ、夏には散歩を楽しむ人などに木陰を提供しています。下流部の区間は遊歩道として整備され、通勤通学や散歩など日常の生活通路として利用されています。上流部870メートルの区間は、川の流れが楽しめる呑川親水公園として水辺の植物が植えられ、流れの中にはザリガニなどの水生動物を観察することができます。

呑川親水公園
東京都世田谷区深沢7-1番地先

深沢の杜緑地
東京都世田谷区深沢8-14-1

深沢西公園
東京都世田谷区深沢8-15-10

深沢7-14遊び場
東京都世田谷区深沢7-14-10
この街だからのオーナーのこだわりがつまった多彩なお店も。
◆PIZZERIA CIRO 桜新町店 [ピッツェリア]

ナポリから取り寄せた薪窯で焼き上げるピッツァは、ふわっとしたもっちり食感が人気。白を基調とした落ち着いた店内で、厳選のイタリアンワインを片手にカジュアルな時間を楽しめます。
住所 | 東京都世田谷区桜新町1-8-9 丸新ビル1F |
電話番号 | 03-5450-0301 |
定休日 | 無し |
◆パティスリー ビガロー [パティスリー]

テーマは、シンプルだからこそ伝わる「きっちり真面目なおいしいお菓子」。季節感のある美しいお菓子が地元で評判で、見た目もかわいいチョコレートや焼き菓子など、ギフトにしたくなる商品も揃います。
住所 | 東京都世田谷区桜新町1-15-22 |
電話番号 | 03-6804-4184 |
定休日 | 火・水曜日 |
◆アンフュージョン [フレンチ]

本格的ながら、肩肘を張らない居心地の良さで遠方から訪れる人も多いフレンチの名店。越前から直送される鮮魚、長野県安曇野産の野菜などを取り入れた繊細なメニューとワインを楽しめます。
住所 | 東京都世田谷区桜新町1-29-1 N&K'S Parkビル1F |
電話番号 | 03-5758-5405 |
定休日 | 日・月曜日(祝日の場合は火曜日定休日) |
◆ワインバル Johnny [ワインバル]

階段を上がると広がるプライベート感のある店内には、カウンター席のほかテーブル席もご用意。こだわりのオイスターやトリッパなど、ワインにぴったりのメニューも充実しています。
住所 | 東京都世田谷区桜新町1-11-4 PICT23-2F |
電話番号 | 03-3425-5590 |
定休日 | 日曜日 |
(2025年3月取材)
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