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今からでも間に合う! 1日で終わらせる「時短大掃除」のコツとは?

年の瀬が近づき、何かと気ぜわしくなるこの季節。「大掃除がまだ終わっていない!」という方は、一年の汚れがたまったキッチンやバスルームを見て、深~いため息をついてしまうのでは?そこでジオプラットでは、多忙な師走を過ごしている方必見!1日で大掃除をスッキリ完了させるコツやお掃除テクニックについてご紹介します。

まずは「スケジュール」を立てること!お掃除計画で大切な3つのポイントとは?

①まずは1日のスケジュールを組み立てよう

実際に大掃除にとりかかる前に注意したいのは、粗大ごみや不燃ごみの収集日をはじめとする地域の「ゴミ出しスケジュール」をチェックしておくこと。せっかく大掃除が完了しても、ゴミを出せないまま放置している状態だとお部屋の中がなかなか片付かず“達成感”が得られません。ゴミ出しスケジュールを確認した上で、「大掃除を実施する日」を決定し、②でリストアップするお掃除範囲について“どの順番でとりかかるか?”の計画を組み立てましょう。

②「普段なかなか掃除できない場所」をリストアップしよう

家の中すべての大掃除をしようと思うと、膨大な時間がかかるだけでなく精神的なプレッシャーで憂鬱になるもの。「普段の掃除ではなかなかキレイにできない場所」を片付けるのが大掃除だと割り切って、お掃除範囲を限定しましょう。例えば、キッチンの換気扇フィルターや窓サッシのレール部分など、この一年手付かずのままだった場所をリストアップ。タスク管理を行うことで優先順位を考えやすくなり、作業の効率化を図ることができます。

③長年使っていないアイテムは思い切って捨てよう

大掃除は「断捨離」に挑む絶好の機会。1年以上着ていないトレンド遅れの洋服や1年間積み重ねてきた雑誌・書籍類など、不用品を先に処分しておけば、物をどかして片付けるという余計な作業時間を省くことができます。この「処分作業」からスタートすると、その後の大掃除をスムーズに進めることができます。

ここからはいよいよ実践!お掃除の基本は「上から下へ」&「奥から手前へ」が鉄則!

ここからはいよいよ実践!お掃除の基本は「上から下へ」&「奥から手前へ」が鉄則!

“お掃除の基本”と言われている2つのルールをご存知ですか?それは「上から下へ」「奥から手前へ」ということ。お掃除にとりかかるとき、つい掃除機をかけることから始めたくなりますが、床をキレイにしたあとで高い場所にある照明器具や額縁のホコリを掃ったりすると、結局床にホコリが落ちて二度手間になってしまいます。そのため、まずは天井に近い箇所の掃除からとりかかり、一番最後の仕上げとして床をキレイに。「上から下へ」の基本動作を心がけましょう。

また、いちばん奥の部屋からお掃除を始めれば、奥から廊下へ、廊下から玄関へ…とホコリを掃き出すときも手際よく作業できます。同様に、バルコニーで窓ガラスや網戸の清掃を行う場合も「上から下」へ。ガラス拭きが完了したら、バルコニーの床面を「奥から手前へ」お掃除すると、時間効率が格段にアップします。

つい後回しにしたくなるキッチンは午前中に!手ごわい汚れは「放置時間」を上手に使おう

実は、大掃除の中でいちばん時間がかかる場所は「キッチン」。というのも、キッチンまわりには頑固な油汚れがこびりついていることが多いため、洗剤をなじませて「放置する時間」が必要になるからです。ついつい後回しにしたくなるキッチン掃除ですが、大掃除のときは午前中から真っ先にとりかかるのがおすすめ。「放置する時間」を上手に使いつつ、その間に他の場所の掃除を進めていくようにスケジュールを組み立てましょう。また、以下のようなお掃除テクニックを使うと「放置清掃」が楽しくなりますよ!

■シンクの掃除

シンクの中にたっぷりお湯を張り、排水溝のゴミ受けや水切り板、まな板などのキッチンアイテムをどんどんつけこんでいきましょう。このとき「酸素系漂白剤」をお湯に溶かし2~3時間ほど放置しておくと、シンク自体にこびりついた汚れや石鹸カスも除去でき、手をかけることなくピカピカになります。ただし、酸素系漂白剤ではどうしても落とせないのが水垢。比較的新しい水垢であれば、お酢と水を1:1の割合で混ぜ合わせた酢水をつくりスプレーすると、カンタンにふき取ることができます。長年の頑固な水垢は専用クリーナーで除去しましょう。

■コンロの掃除

コンロのお掃除で活躍してくれるのが「セスキ炭酸ソーダ」。重曹と炭酸ナトリウムで構成されたアルカリ剤で、ナチュラルクリーニングに欠かせない万能アイテムとして近年注目を集めています。ゴミ袋など大きめのビニール袋を使ってお湯3:セスキ炭酸ソーダ1の割合で溶液をつくり、そこへ汚れが固着した五徳などをつけこんでおきましょう。お湯が冷める前に取り出してブラシで擦ると、焦げ付き汚れもカンタンに落とせます。また水100mlに対してセスキ炭酸ソーダ1グラムを混ぜると「セスキ炭酸ソーダースプレー」が完成。このスプレーを使えば、コンロまわりの汚れもキレイに拭き掃除できます。

■換気扇

もっとも厄介な換気扇のお掃除には、油汚れを中和する効果がある「重曹」を使いましょう。重曹2:水1の割合で混ぜてつくる「重曹ペースト」なら液垂れの心配もないため、高いところの「放置清掃」に使えます。汚れた部分に重曹ペーストを塗りつけ、30~60分ほど放置。その後スポンジなどを使ってペーストをふき取りましょう。換気扇フィルターのベタベタ汚れが落ちない場合は、フィルターを外して直接重曹をふりかけ3時間ほど放置します。その後、お湯でこすり洗いをするとピカピカになります。

ほかにもお掃除テクニックを知っておけば大掃除の“時短”に!

■お風呂掃除

シンクのお掃除で登場した「酸素系漂白剤」はバスルームにも活用可能。バスタブにお湯を張り、バスチェア、洗面器、排水溝のフタなど、ヌメリの気になるアイテムを2~3時間ほどつけ置きしましょう。またタイルの目地の黒カビには市販のカビ取り剤で、蛇口の水垢にはクエン酸で“パック”をするとキレイになります。

ほかにもお掃除テクニックを知っておけば大掃除の“時短”に!

カビ取り剤も、クエン酸も、それぞれ気になる部分にスプレーで塗布し(※)、上からキッチンペーパーで覆ったあと、その上からもう一度スプレーしてラップをかけ放置すると、1時間ほどでピカピカになります。

※カビ取り剤などの塩素系漂白剤は、アルカリ性の性質を持ちますので、クエン酸と混ざると化学反応がおき、有毒な塩素ガスを発生させるので、同時直接使用はしないでください。

■トイレ掃除や洗面台の黒ずみ

便器や洗面ボウルのしつこい黒ずみを見るとついゴシゴシとこすりたくなりますが、固いブラシで傷をつけるとかえって汚れが着きやすくなるため注意が必要です。黒ずみ落としに効果的なのは、アルカリ性の「重曹」です。換気扇のお掃除でも使ったペーストをつくり、気になる部分に塗りつけて1時間ほど放置。その後やさしくふき取りましょう。それでも落ちない場合は、よりパワーの強い「セスキ炭酸ソーダ」のスプレーを試してみると良いでしょう。

■窓ガラス

外側のガラス掃除をするときは、空のペットボトルなどを使ってまずガラス全体に上から水を流し、付着したホコリを取り除いてからスクイジーで水気を切れば、あっという間にピカピカに。内側のガラスは、クシャクシャに丸めた新聞紙をぬるま湯につけて固く絞り、そのまま拭き掃除を行うとキレイになります。新聞紙は繊維が粗いため汚れを絡め取りやすく、インクの成分がツヤ出しをしてくれるので拭きスジの跡が残りません。この方法は窓サッシのレール部分のお掃除にも使えます。

いかがでしたか?水まわりのお掃除は「放置清掃」の作業が多くなるため、「大掃除スケジュールを立てる」→「不用品を処分する」→「水まわりの放置清掃にとりかかる」までを午前中に済ませておき、放置時間を使ってその他のお掃除を行うことが時短大掃除の秘訣となります。この手順で作業を進めれば、夕方までには大掃除が完了!すっきり片付いた気持ちの良いお部屋で新年を迎えてくださいね。

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