やっぱり我が家がいちばん! 「家飲み」が楽しくなるインテリア術
一人で、夫婦で、友達を呼んで・・・近頃増えている「家飲み」派
ビール酒造組合が成人男女1000人を対象にして実施した調査(2018年)によると、「お酒はほとんど家庭で飲む」と答えた人が54.1%を占め、“家飲み派”が半数以上を占めていることがわかりました。中でも、女性が「家飲み」にかけるお金は前年調査に比べて1000円近く増加。その背景には「働き方改革により家で過ごす時間が増えたこと」や「チューハイなど新ジャンルの家飲み商品が続々と登場していること」などの要因が挙げられますが、他にも「家飲みなら終電を逃す心配がない」「車の運転を気にしなくても良い」「外飲みするよりも安くて家計に優しい」「服装を気にせず飲める」といった“気楽さ”が家飲みブームを後押ししているようです。そこでジオプラットでは、《家飲みがもっと楽しくなるインテリア術》についてご紹介します。
お洒落カフェのインテリアをお手本にしてつくりたい、家飲みを楽しむインテリア
決め手は「照明」、間接照明を上手に使って“夜カフェ”の雰囲気を演出しよう!
家飲みインテリアを考える上で参考にしたいのは、お洒落カフェの照明演出法。ランチタイムは明るい自然光をたっぷり採り入れ、バータイムは店内の照明を落としてキャンドルの炎だけにするなど、多くのカフェでは「照明の使い分け」によってシーンを演出しています。そこで、家飲みインテリアに取り入れたいのが「間接照明」。天井のシーリングライトは部屋全体を明るく照らしてしまうため、家飲みシーンではあえて消灯し、かわりに“壁面”を照らす間接照明を各所に配置しましょう。配置するポイントは「ソファの隣」「テレビの裏側」「観葉植物のうしろ側」など。“モノの影”に間接照明を配置すると、その陰影が壁面に美しく映し出されるため、ついついお酒が進んでしまうムーディな室内を演出できます。また、ゲストが利用するトイレにもLEDキャンドルなどを置いておくと、カフェのようなお洒落空間を印象付けることができます。
サイドテーブルやパーソナルチェア、大きめクッションがあると“くつろぎ感”がアップ
多くのゲストを招いてテーブルスペースが足りなくなったときや、ベッドで読書をしながらベッドサイドにお酒のグラスを置きたいときなど、様々な家飲みシーンで活躍してくれるのが「サイドテーブル」です。最近は、大中小のサイドテーブルが組み込み式になった「ネストテーブル」も多彩なアイテムが揃っているので、ネストテーブルであれば普段は場所を取ることなく、必要なときだけ引き出して使うことができます。また、ソファにプラスしてパーソナルチェアや大きめのクッションがあれば、思い思いの場所でお酒を楽しむことも可能。一日の仕事が終わった後、お気に入りのチェアでお酒を飲みながら映画を観てくつろぐのも、家飲みならではの心地良さかもしれません。
インテリアを工夫すれば、カウンターキッチンが“バーカウンター”に早変わり
近年の分譲マンションでは、キッチンとリビングの一体感を演出するオープンタイプのカウンターキッチンが増えています。カウンターに面して横長テーブルを配置しそこへスツールを並べれば、わざわざ高価な造作家具をつくらなくてもキッチンまわりが“バーカウンター風”に早変わり。このスタイルであればゲストとの距離感も近くなり、お料理を作りながらお酒と会話を楽しむこともできます。また、カウンターの上部にグラスハンガーを取り付ければSNS映えするキッチンインテリアが完成。食器棚の省スペース化を図ることもでき、キッチンまわりの収納効率アップにもつながります。
バルコニーにテーブル&チェアを置いて、“テラス席”でお酒を楽しむ
奥行きが1.8m以上あるバルコニーであれば、広々としたアウトドアリビングとしても使うことができるため、ガーデニングテーブル&チェアを置いて“家飲みテラス席”をつくるのもオススメ。過ごし慣れたリビングから一歩外へ出るだけで、いつもとは違う非日常の風景を楽しめるのもテラス席ならではの魅力です。休日のブランチは、太陽の光とのびやかな青空を背景にして冷えたビールで乾杯。夜はテーブルの上に大小のキャンドルを並べ、心地良い夜風と炎のゆらぎを感じながらワイングラスを傾けて。アウトドアリビングで過ごす極上の時間が、平日のハードワークの疲れをゆったりと癒してくれそうです。
こんな“家飲みグッズ”を活用して家飲みをもっと楽しもう!
この他にも、「家飲み」をより楽しく便利に演出してくれる“家飲みグッズ”が続々と登場中。例えば、氷が足りなくなる心配がない「ずっと溶けないステンレス製氷」や、各自のグラスに目印を付けるキュートな「グラスマーカー」、ビアガーデンのようにきめ細かい泡を作ることができる「ビールフォーマー」、開栓したワインや日本酒の鮮度をキープできる真空ポンプ「バキュバン」などのアイデアグッズも満載です。
このようなアイテムを使えば“家飲みマスター”として、おもてなしレベルがぐっとアップしそうですね。
いかがでしたか?気軽さ・安さは「家飲み」の醍醐味ですが、何といっても「住まい」というプライベート空間で一緒にお酒を飲むことで、友人や仕事の仲間たちとの距離がぐっと縮まるのも「家飲み」ならではの嬉しい効果です。今回ご紹介したインテリアアイデアを採り入れて、ぜひ皆さんも“家飲みタイム”を楽しんでみてくださいね。