日本を代表する大都会「新宿」。中でも今、注目されているのは西新宿エリアだ。オフィスビルを中心に、シティホテル、商業ビル、都庁などの高層ビルが立ち並び、洗練された景観を誇る西新宿・副都心エリアに連なって位置しており、現在進められている大規模な2つの再開発により、今までの新宿とは趣の異なる美しい街並みの誕生が期待されている。
また、東京メトロ丸ノ内線西新宿駅、西武新宿線西武新宿駅、JR総武線大久保駅がいずれも徒歩10分圏内。もちろん、巨大ターミナル駅であるJR新宿駅も徒歩圏内と、抜群の利便性であることは言うまでもない。このような都会の中心にありながら、西新宿エリアは、人々が、落ち着いて暮らすことのできる環境づくりを目指し、商業と暮らしの融合に挑戦。アーバンライフの新たな時代を迎えようとしている。
期待の2つの再開発〜 都心に、「暮らすための街」が生まれる
現在、西新宿エリアでは、2つの大規模な再開発事業が進められている。
その一つは東京都が進めている「北新宿地区第二種市街地再開発事業」。放射第6号線(税務署通り)が通り、南側は放射第24号線(青梅街道)に接している地区が対象。北新宿一、二丁目および西新宿八丁目の各一部が対象の事業で、平成10年度にスタート、約14年を経て、平成23年度には再開発が完了する予定だ。
もう一つの再開発は、「北新宿地区第二種市街地再開発事業」の東側から成子天神社の間の地域で、主に西新宿八丁目を対象とした、「西新宿八丁目成子地区第一種市街地再開発事業」。こちらも平成23年度内の工事完了を予定している。
これら2つの再開発は、いずれも副都心に相応しい街区の形成を行い、最新の業務・商業地区として調和のとれたまちづくりを進めている。地域の防災性を高め、安全で快適な「まち」を創るため、道路や歩道の整備を進めるとともに、地区活動の拠点や災害時の避難場所としても活用できる公園や広場を設置することが大きなポイントとなっている。もうすぐ西新宿に、「安心して、心地よく暮らせる都会生活」が誕生する。
この街にお気に入りの店を見つける
西新宿エリアには、知る人ぞ知るお洒落な店や個性的な店が点在している。ラーメン店など多々ある中、カフェのような店構えが女性にも人気の店「もちもちの木」をご紹介しよう。
住所 | 東京都新宿区北新宿1-4-1 アルマビルB1 |
電話番号 | 03-3368-1751 |
営業時間 | 11:30~23:00 |
定休日 | 年始 |
看板メニューの中華そばは、 鶏ガラと豚骨に野菜を加えたスープと、カツオ節をメインにサバ節やアジ節、煮干し、昆布で取る和風ダシをブレンドし、旨みの相乗効果を図っている。スープは注文の度に小鍋で沸騰させ、表面にラー油・ネギ油・ラードをブレンドした油を張るとその層が、蓋代わりとなり、最後までアツアツの一杯を楽しめる。『とにかくラーメンとは熱いもの』という、店主のこだわりだそうだ。麺はもちもちとした食感。スープとの相性の良さを実感できる。モダンな店舗は、女性が1人で入りやすい雰囲気。
大通りから一本裏路地に入ると、大都会というイメージとはまたひとあじ違った雰囲気になるのがこのエリアの特徴かもしれない。そこには都会のオアシスとして、人々が寄り添うように集まるカフェ「navi cafe (ナビカフェ)」がある。
住所 | 東京都新宿区西新宿7-22-31 柏木MURA1F |
電話番号 | 03-3366-2002 |
営業時間 | 月~金曜 11:30~24:00 土曜 12:00~24:00 日曜12:00~ライヴ終了 |
昼時はOLのランチスポットであり、夜はサラリーマンや近隣の方が、まったりとお酒を楽しんでいる。もう一つの特徴が週末のライブイベント。ポップス、ジャズ、クラシックの生演奏を間近で聴きながら、ゆっくりとお酒を飲むのがナビカフェ流。「お客様同士やアーティストとコミュニケーションを取れるのでイベントを通して、人の輪をつなげてもらいたい」とオーナーの石川さん。フロアには本格的なDJブースもあって、パーティーを盛り上げるアイテムになっている。
西新宿界隈は、ヒルトン東京をはじめハイアットリージェンシー東京、京王プラザなどエグゼクティブなホテルが林立し、外国人観光客やビジネスマンが、さまざまなシチュエーションで24時間利用している。
そんなホテルにお気に入りのバーを見つけて大人の夜を楽しみ、歩いて帰れるのも魅力のひとつだろう。
住所 | 東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京 |
電話番号 | 03-3344-5111 |
営業時間 | 18:00~24:00(金・土曜は深夜1:00まで) |
バンド演奏 | 月~土曜 20:00、21:00、22:00、23:00(カバーチャージ1733円) |
ヒルトン東京の一階正面玄関右手に位置する「セント・ジョージバー」は、重厚な雰囲気を持つ正統派英国風パブ。世界各国のビールや厳選されたワイン、ウイスキー、コニャック、オリジナルカクテルなどを豊富に取り揃えている。フロアステージでは毎夜日本ジャズ界のトッププレーヤーたちがトリオを結成。ドリンクを片手に、上質なジャズやポップスのライヴが楽しめる。また、シガーセレクションも充実。洗練された大人のナイトライフを満喫するには格好のスポットだ。
身近な緑とともに、おだやかな時間を刻む
西新宿エリアには、いにしえの昔から受け継がれてきた緑も大切に残されている。また、生活を豊かにする文化施設も充実。暮らしのオフとオンを切り替えて、上手に都市生活を楽しもう。
住所 | 東京都北新宿3-20 |
東京薬科大学が八王子市に移転後、跡地の一部を区立公園とした。野球、サッカーなどに使用できる多目的広場があり、それを囲むように散策路も整備されている。傾斜を活かした長い滑り台やつり橋など、都会の公園とは思えない本格的な遊具があるのも面白い。小さい滑り台の近くには、かつて大学構内にあったものを移植したイヌザクラがあり、5月に咲く小さな白い花はあまり目立たないが、区内では珍しい樹種として保存されている。
住所 | 東京都北新宿3-20-2 |
電話番号 | 03-3365-4755 |
営業時間 | 9:00~19:00 ( ※土・日曜、祝日は18:00まで) |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌日休館)、年末・年始、館内整理日(毎月第3木曜)、特別図書整理日(年間7日以内) |
北新宿公園に隣接して北新宿図書館もあり、静かな休日を楽しむこともできる。児童コーナーでは、毎週水曜15:30~「おはなしかい」が開催されている。(小さな子向けは毎月第4火曜11:00~)
住所 | 東京都北新宿4-37 |
新宿から中野方面に向かう神田川沿いにはジョギングコースも整備されている。大東橋から小滝橋まで神田川の右岸、新宿区側にある神田上水公園はお花見のスポットとして有名。河岸の桜並木を眺めながらサイクリングを楽しむのもお勧め。
北新宿一丁目周辺は、江戸時代、春日局の下屋敷があった。かつては蜀江山という山があり、秋の頃は紅葉が見事であったそうだ。徳川家光が鷹狩りでこの地を訪れた時、紅葉の美しさを蜀江錦のようだと称賛し、蜀江山と名付けたといわれている。
また、一説には平将門が蜀江錦の衣の袖を落とした伝説によるともいわれ、この地域の長い歴史を感ぜずにはいられない。今も新宿区内には、新宿御苑をはじめとする数多くの緑地や公園が残り、由緒あるその自然を失うこと無く、守り続けている。
普段使いの買い物も充実
会社帰りに新宿駅直結の小田急、京王などのデパ地下を普段使いできるのはもちろんだが、西新宿エリアが「暮らす街」であることを物語る一面が、日常的なショッピング施設がきちんと揃っていること。都会で暮らすというと、とかく物価が高いというイメージを抱いてしまうが、ここにはごく普通の感覚で買い物ができる店がすぐ近くにあるので、そんな心配は無用だ。
住所 | 東京都新宿区西新宿7-7-19 |
電話番号 | 03-3367-1331 |
営業時間 | 10:00~20:30(日曜・祝日10:00~20:00) 火曜/スーパー均一セール、 水曜/チキンの日、 木曜/挽肉全品2割引、 毎日17:00~タイムセール ※ファンカード会員(ポイント制・割引企画など特典あり) |
「丸正北新宿店」は、"元気いっぱい!とびっきり新鮮"をモットーに、安心・安全な生鮮食料品を提供しているスーパー。商品棚に貼ってある「おすすめランキング」や「おすすめレシピ」など、スタッフによる情報満載の手書きPOPがとても便利で楽しい。おいしくて安いと評判の手作り惣菜では、ワンコインで買えるお弁当や、よりどり1個50円のコロッケバイキングも人気。売り切れ御免の号外チラシは見逃せない。
住所 | 東京都新宿区西新宿7-7-21 ラ・メゾンワタナベ1階 |
電話番号 | 03-3361-0940 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
北新宿百人町交差点すぐ近くにある「魚芳」は、長く地元で愛され続けている鮮魚店。場所柄、仕事帰りに立ち寄る人も多いのだとか。店頭には毎日築地直送の魚介類がズラリと並び、尾頭付きの魚から刺身の盛り合わせまで、どれも新鮮で価格も手ごろ。季節に合わせておいしく味わえる調理方法を教えてくれたり、さばいてくれるので、料理初心者でも大丈夫。こんな店が近くにあれば、きっと料理に腕を振るいたくなるはず。
住所 | 東京都新宿区北新宿3-9-4 |
電話番号 | 03-5332-6211 |
営業時間 | 10:00~深夜1:00 |
定休日 | 不定休 |
「よい品をより安く」のオリンピックでは、充実した食品のほか、日用雑貨や、文房具、ペット用品など毎日の暮らしに便利なお店。また、毎日がお得な日替わり「曜日得市」を開催。店内の「パン工房」では、自家製焼きたてパンが購入できる。デリカテッセンでは種類豊富な惣菜が並ぶ中でも、「自家製だしの煮物」が人気。