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初めてのマンション購入、理想の物件に出会えるマンション探しの手順とは?

“人生初のマンション購入”は誰もが緊張するもの。しかし、マンション探しのポイントを事前にしっかりと把握しておけば、遠回りすることなくスピーディに理想の物件と出会うことができます。そこで、ジオプラットでは、初めてのマンション購入の際に役立つ「物件選びのコツと手順」についてご紹介します。

まずは「マンションを購入する目的」と「今後の人生設計」について考えてみよう

マンション購入は、多くの人にとって一生に数度とない大きな買い物。そのため、スーパーで買い物をするかのように“ただ何となく物を選ぶ”のではなく、「いま自分がマンションを買いたいと思う理由はどこにあるのか?」「どのような目的でマンションを買うのか?」を明確にしておくと、理想にマッチする物件を絞り込みやすくなります。

例えば「もっと広い部屋に引っ越したい」「毎月高い賃料を払っているのがもったいない」「テレワークに対応できる間取りを選びたい」など、マンションを購入する理由は十人十色です。「どんなマンションを買って、そこでどんな暮らしをしたいのか?」について、自分自身や家族同士の間で再確認してみましょう。

また、気軽に引っ越しできる賃貸物件とは違って、分譲マンションの場合はこれから長く暮らすことになる生活拠点となるため、長期的な視野で物件を選ぶことも大切です。「〇年後に結婚する」「子どもは〇人欲しい」「子育てをしながら共働きをする」「子どもたちには習い事をたくさんさせてあげたい」「定年後は地元へ戻りたい」など“自分の人生設計”をシミュレーションしてみると、ライフステージの変化に合わせてそのとき必要になるお金が見えてきます。人生の三大支出と呼ばれる「住宅資金・教育資金・老後資金」について自分なりに配分しておくと、家計に無理のないマンション購入計画を立てやすくなります。

次に希望の「立地・広さ・予算」の3つの条件を明確にしよう

マンション購入の目的と向き合い、今後の人生設計についてシミュレーションしたら、次に物件選びの具体的なステップへと進みます。この段階で明確にしておきたいのは「①立地 ②広さ ③予算」の3つの条件です。

立地の選び方

「会社へ通いやすい」「実家から近い」「この街の雰囲気が好き」。立地を選ぶ際には好みの住環境や暮らし方の志向が大きな決め手になります。そのため、通勤利便性・買い物利便性・教育環境・自然環境等の条件の中から「何を最も重視したいのか?」を考え、その条件にマッチする「最寄り駅」を絞り込むことが最初のステップとなります。万一、希望する駅の周辺で物件が見つからない場合は、沿線・周辺地域へと検討エリアを広げていくと良いでしょう。当初希望していた駅とは違っていても、エリアを広げることにより、意外な場所で理想の物件と出会えることもよくあります。

広さの選び方

マンション探しの際にはつい「2LDK・3LDK」などの部屋数で物件を絞り込みがちですが、注意したいのは「部屋数だけでなく、自分たちに必要な広さ(専有面積)の目安」を把握しておくこと。国土交通省の住生活基本計画(都市居住型)によると、広さの目安になるのは単身者の場合で40㎡。2人以上の場合は20㎡×世帯人数+15㎡。つまり、2人暮らしなら55㎡、3人暮らしなら75㎡が誘導居住面積水準とされています。この目安を覚えておくと、広すぎず狭すぎない“ジャストサイズ”な広さを選ぶことができます。出産・子育て・子どもの独立など、人生設計に沿って今後の家族構成の変化を想定しながら検討しましょう。

予算計画

一般的に、マンション購入の予算の目安は「年収の5倍~7倍程度」とされています。例えば年収が400万円の方なら2000万円~2800万円となりますが、自己資金の多い方や夫婦で収入合算ができる場合は予算の幅が広がります。また、住宅ローンを利用する場合は「返済負担率(収入金額に対する返済額の割合)30~35%程度」がひとつの目安とされているので、「自己資金をいくらぐらい用意できるか?」「自分がいま借りることができる住宅ローンの金額はいくらぐらいか?」を把握した上で、適正な予算計画を立てるようにしましょう。

3つの条件を基に「情報収集」しよう

自分が希望する「立地・広さ・予算」の3つの条件を明確化したら、その条件に合わせて「情報収集」を行います。近年のマンションポータルサイトは、膨大な物件情報の中から自分好みの条件を絞り込みやすくなっているためとても便利に使えますし、マンションデベロッパーが運営する会員組織に事前に登録しておくと、注目物件の最新情報をいち早く手に入れることができます。また、新築物件だけに限定することなく、中古物件や賃貸物件についても情報収集をしておくと、そのエリアの分譲・賃貸価格相場を把握しやすくなります。将来、転勤や転職などの理由で「購入したマンションを売る・貸す」という可能性もあるので、エリアの価格相場を事前に把握することで資産運用の際もプラスにつながるはずです。

情報を集めたら、気になるマンションのギャラリーやモデルルームを見学しよう

情報取集をおこなったら、いよいよ物件のマンションギャラリーやモデルルームへ出かけてみましょう。このとき、数多くの物件を見学することが必ずしも良いわけではありません。モデルルームの見学は3~5物件が一般的で、多くの人たちがその中から理想のマンションを探し出しています。逆に、いろいろな物件を見過ぎてしまうと目移りしてしまい、「迷うことに疲れて決められなくなってしまった」というケースもあるので、事前に集めた情報の中から数物件を厳選し、その中で決断することを心がけるようにすると、短期間で“運命の物件”に出会う確率が高まります。

マンションギャラリーやモデルルームを見学する際には、おしゃれなインテリアコーディネートや家具小物に目が向きがちですが、最も大切なのは住空間の雰囲気を把握すること。例えば「専有面積によって異なる広さの感覚」や「リビング・ダイニングの天井の高さ」「空間の明るさ」「廊下や水まわりの生活動線の使いやすさ」など、自分がそこで暮らすことを想像しながら気に入った点や課題となりそうな点をチェックしましょう。また、マンションギャラリーは情報の宝庫ですから、販売担当者に「住環境・教育環境に関する情報」や「想定される災害リスク」、「近隣にある競合物件の情報」についてもたずねてみると良いでしょう。もちろん、住宅ローンシミュレーションなど予算に関する相談にも気軽に応じてもらえます。なお、モデルルームだけでなく、できれば朝・昼・晩・平日・週末と時間帯を変えて現地を訪れ、「その場所で暮らしている自分や家族の姿」をイメージしてみると、自分が選ぶべき物件が見えてくるはずです。

マンションを選ぶということは「自分や家族の未来の生活を選ぶ」ということ。「マンション購入と向き合うことで、これからの自分の人生が見えてきた」という感想も多く聞かれます。ぜひ、マンション選びのステップを楽しみながら“理想のマンション”を探してみてくださいね。

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