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マンションで快適なワークスペースをつくるコツとは?

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに多くの企業がテレワーク導入を実施した2020年。テレワークは在宅勤務にとどまらず、コワーキングスペースやレンタルオフィスなど「サードプレイスの活用」といった職場に縛られない働き方としても進化していきました。東京都が2020年6月に実施した調査によると、「テレワークを導入している」「今後導入する予定がある」と答えた企業は2020年3月の調査で29.0%だったのに対し、2020年4月には68.8%へ急増。また、2020年9月発表の「テレワーク導入の効果」では「通勤時間・移動時間の削減に効果があった」との回答が91.3%を占めており、「通勤に充てていた時間が、人生にとってプラス計上となった」という意見なども見られました。わざわざ外へ出かけることなく、家の中で快適に仕事ができる「在宅勤務の仕事環境」を整えることは、テレワークの時間効率をより高めるための近道と言えそうです。そこで今回のジオプラットでは、“家なかオフィス環境”を手に入れるためのワークスペースづくりのコツについてご紹介します。

※東京都「テレワーク導入率 緊急調査結果」より
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/05/12/documents/10.pdf
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/09/14/documents/10_01.pdf

在宅勤務はリラックスできる反面、オン・オフの切り替えが難しいと感じている人が多数

『コロナ禍のテレワークアンケート調査報告(WOOC調べ)』によると、テレワークの実施場所は72%の人が「自宅」と回答。理由は「身なりなどを気にせずリラックスして仕事ができるから」という意見が多くを占めました。その反面、在宅勤務中に困ったことは「オンオフの切り替えができない」「作業に適したデスク・椅子が無い」といった空間やインテリアに関する悩みのほか、「家族に気を使う」という回答も上位にランクイン。多くの人が限られた空間の中でストレスを感じながら在宅勤務を実践していることがわかりました。では、そんな課題を解決に導くための「お金をかけずにできる、家なかオフィスのつくり方」について、3つのアイデアをチェックしてみましょう。

※コロナ禍のテレワークアンケート調査報告」より(WOOC調べ)
https://bizcomfort.jp/wp-content/uploads/2020/06/bbc8f64ae385be5342172c4f62b76b52.pdf

在宅勤務で取り入れたい、「快適家なかオフィス」をつくるための3つのアイデア

【アイデア1】最低限必要なスペースは約1畳、狭くても良いからワークスペースをつくる

一般的なオフィスで使用されている標準的な机のサイズは横幅1.4m。そこへ椅子の移動範囲を加えると、ワークスペースに必要な一人当たりの面積は約1.68㎡となります。これは畳数に換算すると約1畳分の広さ。わずか1畳分の狭いスペースであっても「仕事専用」の場所をつくることで、作業効率はぐっとアップします。

ちなみに、ワークスペースをつくる際には、机よりも「椅子の選び方」がとても重要。在宅勤務をおこなう場合は、オフィス勤務の時のように駅へ向かったり、会議室まで移動したりといった歩行時間が少なくなり、椅子に座り続ける時間が長くなるため腰に負担がかかりがち。そのため「自分のカラダに合う椅子」を選ぶことは、家なかオフィスをつくる上での大切なポイントとなります。デスクの天板から座面までの間が25~30センチになる椅子を選ぶと、腰への負担が軽減されると言われているため、この数字を参考にして高さ調節可能な昇降式の椅子を選ぶようにしましょう。

【アイデア2】仕事スペースと生活スペースを分ける

多くの人にとって在宅勤務の課題となっているのが「オン・オフの切り替え方」。特に、ダイニングテーブルを作業机として使っている場合は、リモート会議中に子どもが乱入してきたり、生活感漂う室内空間が画面に映り込んだりと、何かと気がかりなことも多いでしょう。部屋数にゆとりがある場合は、玄関に一番近い部屋を仕事スペースとして使うのがおすすめ。玄関に一番近い部屋なら、仕事関係者の来客があった場合でもリビングを通らずに直接来客対応でき、家族のプライバシーを守ることができます。部屋数にゆとりがない場合はリビングや寝室の一部をワークスペースに。このとき、可動式のホワイトボードやパーテションを用意してデスクの背面に設置すると、視覚的な効果で空間の独立感を高め、リモート会議のときには目隠し用の背景として使うこともできます。

【アイデア3】納戸などの収納スペースを活用してワークスペースを確保する

居室に限らず、マンション内のちょっとした空間もワークスペースとして活用できます。例えば収納。近年のマンションでは1畳超の納戸やウォークインクローゼットを設けたプランが充実しているため、大型収納を独立したワークスペースに変えることも可能です。収納扉を閉じれば、家族から一歩距離を置いた状態で仕事に集中できるほか、まるで秘密基地のような狭い空間が意外にも居心地良く感じられます。また、ゲームやお菓子など仕事の気を散らすアイテムが視界に入らなくなることで作業効率もアップします。収納スペースにしまっていた収納物については、この機会に思い切って断捨離をしたり、クリーニング長期保管サービスや宅配型トランクルームを利用するなどして「省スペース化」に努めましょう。

他にも、こんな工夫で在宅勤務がもっと快適に!

■お仕事セットをつくってアイテムを一か所にまとめる

資料や文具など仕事用のアイテムは雑然と散らかりがち。そのため、可動式の整理棚を使って仕事で使うアイテムを一か所にまとめる習慣をつけましょう。可動式の整理棚は安価で購入できるキッチンワゴンがおすすめ。室内のインテリアにもマッチしやすく、急な来客時にはさっと移動させることができるため邪魔になりません。

■家族みんなの仕事や学習時間を共有する

夫婦でリモート会議の時間が重なったり、休校日で子どもたちが自宅で過ごす時は、家族同士でもストレスを抱えやすくなります。日ごろから家族全員の大まかなスケジュールを共有し、仕事や勉強の時間をお互いに調整し合うことで、集中する時間を確保するようにしましょう。このとき、パーテションとしても使えるホワイトボードを掲示板がわりにして重要な予定を書き込むようにすると、家庭内のスケジュールを“見える化”しやすくなります。

■在宅勤務の習慣・ルールづくりをおこなう

在宅勤務の時は「服を着替えず部屋着のまま」という人も多いと思いますが、オンオフの切り替えはまず身だしなみを整えることからはじまります。メイクや髪のセットは手を抜いたとしても、「服を着替えること」は必ず習慣化させましょう。また、在宅勤務の場合はお昼のチャイムが鳴ることもなく、時間感覚を失ってずっと仕事を続けたり、逆に、すぐに気が散ってしまったりと時間の管理が難しくなります。そのためスマートフォンのアラームやタイマーを設定し、「30分に一度は立ち上がってストレッチをする」「1時間ごとに窓を開けて換気をする」「正午には一度パソコンの電源をオフにしてランチをとる」など、一日の時間割をつくった上で仕事のタスクをこなしていきましょう。通勤時間がなくなったぶん朝の時間帯に余裕ができるため、英会話や資格取得の勉強などスキルアップの時間を設けるのも良いでしょう。

《ジオ》シリーズでは在宅勤務対応の新プラン&新サービスが登場中

こうしたアイデアは、コロナ禍における一時的な対応策としては有効ですが、今後在宅勤務が長期化したり、定着化するにつれて新たな課題が生まれ、「部屋数をもう一部屋増やしたい」「広いリビングがある部屋に引っ越したい」「騒音の気にならないマンションに移りたい」と考える人も増えてくることでしょう。

《ジオ》シリーズでは、テレワーク新時代の住まい方に対応する新しい住空間をご提案しています。
例えば「ジオ調布」ではリビングにホームオフィススペースを設置して「子どもたちの様子を見守りながら在宅テレワークに対応できる間取り」や、マルチスペースを設けて「夫婦それぞれが独立したワークスペースを持てる間取り」など、居室の使い方を自由にアレンジできる可変性の高いプランをご用意。また、仕事中に小腹が空いたときもマンション内で買い物できる『無人コンビニ』が設置されていたり、収納スペース不足を解消してくれる宅配型トランクルーム『エアトランク※』を導入するなど、在宅勤務対応の多彩な共用サービスも揃っています。

在宅時間が長くなればなるほど“本当に居心地の良い住まい”の価値が感じられるもの。分譲マンションならではの新機能にも注目しながら「テレワーク新時代の快適な住環境づくり」を目指しましょう。

※ジオ調布では、0.2畳プラン1年間利用無料のキャンペーンを実施しています。
2年目以降は同プランの場合月額5800円が必要です。

「ジオ調布」のリビングダイニング イメージイラスト
※掲載のイメージイラストは計画段階の図面を基に描き起こしたもので、
実際とは多少異なります。
また、形状の細部および設備機器等については省略しております。
※本プランはメニュープランです。
メニュープランの申込は全住戸締切済みのため、お客様自身でのセレクトはできません。
予めご了承ください。また、メニュープラン採用住戸はジオ調布マンションギャラリーへお尋ねください。


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