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大掃除は「早めの段取り」でもっと楽になる!
11月中に済ませておきたい3つのポイントとは?

街路樹が色づき、街なかにクリスマスソングが流れはじめる11月──早くも師走の気配に追われて、スケジュール管理に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?年内にやるべきことリストの中でも、ついつい後回しになりがちなタスクが「大掃除」。しかし、11月中から早めに段取りを組んで「大掃除の分散作業」を心がけるようにすると、年末の大掃除がもっと楽になります。そこで今回のジオプラットでは「11月中に済ませておきたい3つの大掃除ポイント」について解説します。

本格的な寒さが訪れる前、11月の「秋晴れ」を大掃除に活用しよう!

11月は、秋の長雨シーズンを過ぎて月間降水量が少なくなり、日中の最高気温も16度前後(東京平均値※1)と、カラッとした秋晴れの日が続きます。

カーテンやソファカバーなどの大物ファブリックを洗濯してもスピーディに乾きやすいほか、真冬の寒さの中で固まってしまう窓の油膜や皮脂汚れも、11月中ならまだ緩んでいるためお掃除しやすく「家事時短」にもつながります。

また、11月は年末よりも水温が高いことから、窓ふきなど水を使う作業のストレスも軽減。こうして早めに「大物系」の大掃除を済ませておけば、これから師走に突入しても時間と気持ちのゆとりが生まれそうです。

では、ここからは11月中に済ませておくと年末が楽になる「大掃除ポイント」を3つご紹介しましょう。
※1:気象庁統計より

11月中に済ませておきたい大掃除①カーテンのお洗濯

「取り付けてから一度も洗濯したことがない」という方が意外に多いカーテン。しかし、カーテンは、空気中に舞ったホコリや、外から流れ込んだ排気ガス、料理やペットのニオイ、花粉など、まさに“一年分の汚れ”が吸着しています。そこに冬の時期特有の窓の結露の水分が付着すると、カビの原因になることもあるため、11月中にお洗濯を済ませておきましょう。

①自宅で洗濯できる生地かどうかを確認

洋服と同様に、カーテンも布製品。自宅で洗濯できる素材(ポリエステル等)とできない素材(シルク・コットン・リネン等の天然素材)に分かれます。洗濯ラベルを確認し、洗い方・漂白処理・仕上げの表示を確認しましょう。
※以下は自宅で洗える素材の洗濯方法を紹介します。

②カーテンのフックはすべて取り外す

カーテンをレールから外したら、装着されたフックをすべて取り外します。フックをつけたままにしておくと、繊維を傷つけたり、破損の原因になります。すべて外したら、カーテンのヒダにあわせて折りたたみ、大型の洗濯ネットに入れます。

③洗濯機をまわす前につけ置き洗い

汚れがひどいカーテンは、まず洗濯槽の中で洗濯ラベル記載の液温に合わせて30分から1時間ほどつけ置き洗いをします。その後、洗濯機の手洗いコース(デリケートモード)で洗濯から脱水までを行います。脱水は通常より短めの30秒程度に設定しましょう。

④必ず自然乾燥仕上げ

カーテンを乾燥機にかけると縮みやシワが発生するため、仕上げは必ず自然乾燥で。外したフックを取り付けて元の位置に掛け、シワをのばしながら乾燥させます。なお、洗濯後のカーテンは水分を含んでとても重くなっているため、カーテンレールの強度を確認してから取り付けを。重量に不安がある場合は一度陰干ししてからレールに掛けます。

カーテンの他にも、ソファカバーやラグマット等の大物ファブリックは、同様の方法で11月中の秋晴れのタイミングを見てお洗濯を完了させましょう。

11月中に済ませておきたい大掃除②窓やバルコニーなどの外掃除

外の掃除は、年末の寒さの中だと作業がつらくなるため、まだ暖かい11月のうちに「窓の外側汚れ」と「バルコニーの掃除」を済ませておくのがベストです。

ちなみに、窓の汚れは内側と外側で成分が異なります。内側は主に、手垢や皮脂、たばこのヤニ、調理中に浮遊した油分など。一方外側は風雨によって運ばれた砂、花粉、泥などが主ですが、道路沿いの窓の場合は車の排気ガスと空気中の水分が混ざって油膜となり、ガラス面にこびりついています。ここでは窓の外側とバルコニーのお掃除方法を紹介します。

①油膜がついていないときはまず水で流す

砂・花粉・泥汚れの場合、ガラスクリーナーは不要。水で流すだけで充分キレイになります。ペットボトルに水を入れ、外側の窓の上部から水を流してガラス全体を濡らし、その後スクイジーで水切りすればOKです。拭き筋が気になる場合は目の細かいマイクロファイバークロス等で拭き上げるとピカピカになります。

②油膜がついている場合は重曹水を使う

油膜が気になる場合は、ペットボトルの水に重曹を加えるとキレイになります。目安はぬるま湯200ccに対して重曹を小さじ1~2杯。酸化した油膜を弱アルカリ性の重曹で中和することで汚れが落ちやすくなります。油膜がキレイになったら①の水掃除を行います。

③残った重曹水でバルコニーの掃除をする

油膜落としに使った重曹水は、バルコニーの手摺掃除にも使えます。スプレーボトルに入れて吹きかけ、拭き掃除をしましょう。また、床面は重曹水を少しずつ流しながらデッキブラシやスポンジでこするとキレイになります。なお、バルコニー掃除の時は階下への配慮を忘れずに。管理規約で水の使用が禁止されている場合は、フローリングワイパー等に重曹水をしぼった雑巾を巻き付けて汚れを拭き取りましょう。

11月中に済ませておきたい大掃除③衣替えを兼ねてクローゼットの大掃除

意外に見落としがちなのはクローゼット内の大掃除。11月は冬物コートや保温肌着の準備など、衣替えのタイミングでもあるため、ここで大掃除を済ませてしまえば一石二鳥です。

①まずは中のモノをすべて取り出してみる

収納スペースのお掃除は「最初に中に入っているモノを全部取り出す」が鉄則。庫内のアイテムをすべて取り出すことで、必要なモノとそうでないモノを分類でき、断捨離もしやすくなります。

②ハンディモップ+掃除機で庫内を清掃

枕棚の上段から順番にハンディモップを使って下へホコリを落としていきます。下にたまったホコリは掃除機で吸い取ります。

③消毒用アルコールで拭くとカビ防止に

ホコリをはらってキレイになったら、乾いた布に消毒用アルコール(エタノール)を吹き付け、壁クロスや棚などを拭き掃除しましょう。アルコールは揮発性が高いためクローゼット内に湿気が残らず、防カビ・除菌効果も持続します。なお、消毒用アルコールを使う場合は必ず換気を忘れずに。

④衣替えをしながら冬仕様に整理整頓

最初に断捨離をしたことで、クローゼットの中が広く使えるようになったはず。年末年始に頻繁に活躍しそうな冬物アイテムは手前に…しばらく使わない春・夏モノはコンパクトにたたんで奥へ…と衣替えを兼ねてクローゼットの整理整頓をしましょう。

使用頻度が高く汚れやすい場所は、年末大掃除へ持ち越しでOK

上記の3つに加え、「キッチン壁面の油汚れ」「浴室床面の皮脂汚れ」「窓の内側の手垢汚れ」等も、気温の高い11月中のほうが、汚れが緩んでスピーディにお掃除しやすくなります。しかし、キッチンや浴室・洗面のように毎日頻繁に使う場所は、新年を迎えるまでの間に再び汚れてしまう可能性が高いため、年末の大掃除のタイミングでキレイに仕上げたほうが二度手間なくオススメです。

このように「11月中に済ませられる箇所」「12月に入ってから作業したほうがよい箇所」を選別して早めの段取りを組むことで、ゆとりある師走時間を目指しましょう。

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