TOKYO EARTH PROJECTの魅力をご紹介する
インタビュー第一回は、共用部のデザインを
されたヨシモトアソシエイツ代表、
吉本大史さんにお話を聞きました。
01
浮間舟渡の街を見て感じたことを
お聞かせください。
駅の目の前に水と緑の
環境が広がっていました
まず驚いたのは、駅の目の前に浮間公園の水と緑、そして開放的な空が広がっていたこと。公園内をジョギングする人がたくさんいて、都心を身近にしながらも健康的な暮らしができる、そんな印象を受けました。
浮間公園(徒歩6分〜徒歩7分★/約470m〜約490m★)
02
建設現地を見てどのようなことを
感じましたか。
広大な敷地が23区の
駅徒歩5分にあったのですね
現地は浮間公園とは線路の反対側なのですが、こちらにも23区の駅近とは思えない開放感溢れる広大な敷地と、水と緑の住環境が広がっていました。住戸によっては、新河岸川方面のリバービューや新河岸東公園の芝生広場を望むことができる、素晴らしい環境です。
浮間公園(徒歩6分〜徒歩7分★/約470m〜約490m★)
新河岸東公園(徒歩5分~6分★/約370m〜約480m★)
水と緑の住環境、それを抱く
環境創造プロジェクト。
現地周辺空撮写真
外観完成予想CG
03
共用空間全体について、どのようなライフシーンを想像してデザインされましたでしょうか。
ライフスタイルホテルの
ような心地よさを
2万㎡を超える敷地に600戸近い規模のプロジェクトの共用空間なので、ライフスタイルホテルのように心地いい場所にしたいという思いがありました。さらに、この土地にかつて広がっていた荒川の風景に思いをはせて「水辺のリビングルーム」のテーマを設定。住んでいる方たちが自分のリビングで寛ぐような空間を目指しました。
代官山 蔦屋書店内撮影写真
敷地配置完成予想CG
エントランスから続くアースラウンジは、
どのような過ごし方を想定されていますか。
通り過ぎるだけでなく
多彩な機能を備えた場所
カフェやライブラリー、スタディコーナーなど多彩な機能を備えたアースラウンジは、行き止まりを作らず、回遊できる動線にすることで、開放感のある大空間に。通り過ぎるだけでなく、コーヒー片手に本を読んだり、周りを気にせずテレビ会議をしたり、お子さんを見守りながら会話を楽しんだりなど、同じ空間を共有しながら多彩な過ごし方ができます。
EARTH LOUNGEアースラウンジ
カフェサロンCAFE SALON
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ライブラリーLIBRARY
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スタディ コーナーSTUDY CORNER
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プレイ コーナーPLAY CORNER
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中庭にある木造共用棟はパーティースペースと2つのゲストルームがありますが、どのような過ごし方を想定されていますか。
内外から木の温もりを感じてほしい
敷地の中央にあるセンターガーデンには、パーティースペースとゲストルームを備えた木造共用棟の「オリガミテラス」があります。ガーデンに面したパーティースペースは、お誕生日会やご近所さんとのお料理教室などができるようにと、本格的なキッチンと大きなダイニングテーブルで構成しました。ゲストルームと共通する部分として、インテリアにも木目調の素材をたくさん使っているので、自然の中にいるような心地よさを室内からも味わうことができます。
設計資料撮影写真
ORIGAMI TERRACEオリガミテラス
パーティー スペースPARTY SPACE
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ゲストルームGUEST ROOM
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04
今回のような集合住宅の他に、ホテルなどの建築・インテリアの設計をされていますが、集合住宅で特に意識されていることは。
時の流行に流されない
タイムレスなデザイン
オフィスやホテルでもそうですが、私たちが大切にしているのが「タイムレス」というコンセプト。特に集合住宅では、何十年という長い時間に耐えうる素材選びや、住まう人たちが毎日見ても飽きることなく愛着がわいてくるようなデザインを心がけています。
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東京アメリカンクラブ日本橋
(Tokyo 2021)
提供写真
Nacasa & Partners
東京アメリカンクラブ日本橋
(Tokyo 2021)
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The Royal Park Hotel lconic Kyoto
(Kyoto 2022)
提供写真
Tomoki Hahakura
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大阪梅田ツインタワーズサウス
ワーカーサポートフロア「WELLCO」(Osaka 2022)
提供写真
Tomoki Hahakura
05
最後にこの物件を検討されている方へ
メッセージをお願いします。
日常の中にある感動を
発見してほしい
都心を身近にしながら開放的で健康的な暮らしができる水と緑の街・浮間舟渡に、大きなコミュニティが生まれようとしています。私たちがデザインした共用空間には、随所に様々な感動がある仕掛けを散りばめています。それを一つひとつ発見しながら暮らしを楽しんでいただければうれしいです。
長後さくら橋(徒歩3分★~徒歩5分/約220m★~約380m)
PROFILE
吉本 大史氏
1970年東京生まれ。カリフォルニア大学バークレー校大学院修了後にサンフランシスコで建築家スタンレー・サイトウィッツに師事。
竹中工務店設計部で20年間にわたり「フランス大使館」「トライセブン 六本木」など、海外での設計実績を活かした外資系プロジェクトのほか、集合住宅、オフィス、商業建築の設計を主に担当。
のちにUDSで設計担当役員として「HAMACHO HOTEL」「温泉旅館 由縁新宿」などのホテル、商業施設を中心とした建築・インテリアの設計を手掛け、独立。
代官山 蔦屋書店内撮影写真