子どもからシニアまで
心身の健康を支える老舗スポーツ施設
1980(昭和55)年のオープン以来、45年の実績と経験により、
東灘地域の会員の健康を支えてきた「本山スポーツ&カルチャー」。
スイミングスクールやテニススクール、多彩なカルチャー教室を開催し、
子どもからシニアまで心と身体の育成に力を入れています。
今回は支配人の北村博幸さんと副支配人の西谷美香子さんに、
施設の取り組みや地域の魅力についてお話を伺いました。
- 株式会社本山スポーツ
&カルチャー - 支配人北村博幸さん 副支配人西谷美香子さん
- 「本山スポーツ&カルチャー」は創立45周年だそうですね。
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北村支配人: はい。本山スポーツ&カルチャーの誕生は1980年3月。当時の川崎製鉄(現JFEスチール)の新規スポーツ事業として建設され、皆様のご協力のおかげで創立45周年を迎えました。地域の中では老舗のスイミングスクールといえると思います。会員様の中には、0歳のベビースイミングから今に至るまで40年ぐらい通い続けてくださる方もいるんですよ。また、昔レッスンに来ていた方のお子さんやお孫さんが通っているなど、親子三代で利用いただいている方もいらっしゃいます。
- 現在、どのようなプログラムを展開されていますか?
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北村支配人: 当館の主な事業はスイミングスクール、テニススクール、カルチャー教室、建物賃貸です。スイミングスクールでは、ベビースイミングや子どもスイミング、大人スイミングを行っています。プールは25m×6レーンの大プールと、ベビー用の小プールの2面を備えているのが特徴。大プールの1レーンが横幅2mほどあるのは今ではめずらしく、非常に泳ぎやすいと好評です。
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西谷副支配人: テニススクールでは大人と子ども向けのレッスンをご用意。インドアテニスコートが2面あり、全天候型のため雨や寒い日でもご利用いただけます。カルチャースクールは、現在14の教室があり、子どもはチアダンス、空手、バレエ、バトントワリング、書道、キッズヨガ、大人はヨガ、バレエ、太極拳、古武道などさまざまな教室があります。毎年3月にカルチャー発表会を開催していて、練習の成果を発表していただく機会もあるんですよ。建物賃貸事業では、公文やピアノなどの貸出教室を行っています。
- 45年の長い歴史の中、阪神淡路大震災も経験されました。
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北村支配人: 1995年に発災した阪神淡路大震災。この辺りは震度7という激震でした。当施設は、1階や2階、3階に教室があったため近隣の被災者を収容し、約3か月間避難所として施設を提供しました。またプールの水は、もちろん飲むことはできませんが、生活用水として活用しました。後に、神戸市長から避難者の保護と、自立支援に貢献したとして感謝状をいただきました。
- 日々のお仕事の中でのやりがいはどんなところにありますか?
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北村支配人: 一つは子どもたちから元気をもらえることですね。平日は14時半から夕方にかけて子どものレッスンがあり、その間は非常に慌ただしくなります(笑)。「走り回らないでね」「階段はゆっくり歩いてください」とかたくさん声をかけないといけませんが、毎日多くの子どもたちが「こんにちは」と言って来てくれて、そして帰る時に「ありがとうございました!」と帰っていく姿を見ると、自分自身も元気をもらえますね。
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西谷副支配人: お子さんだけではなくご高齢の会員さんも少なくありません。80歳を超えた方もいらっしゃって、20年、30年と水泳を続けておられます。「本山マスターズ大会」という大人を対象としたイベントを、昨年7年ぶりに復活して開催しましたが、みなさんすごく熱心にご参加いただき、感動しました。
- 青木エリアの魅力を教えてください。
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西谷副支配人: 北には六甲の山並みが見えて、南には海があり自然豊かな地域です。鉄道、バス、道路など交通網も充実しており、大阪や神戸へのアクセスもスムーズ。スーパー、コンビニ、飲食店、病院なども徒歩圏内で非常に住みやすい街ですね。特に個人の飲食店のレベルも高いと感じています。また子育て世代が多く、学校が多い文教地区です。桜並木や花の手入れされた公園などもあり、子どもたちが遊んだり、散歩をするのに適した場所も多く、だんじりや盆踊りなど地域での行事も盛んです。
- 青木の街が、今後どのような街へと変化していくことを期待しますか?
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北村支配人: 学校や保育園などが多い地域で、小さなお子様からシニア世代まであらゆる年代の方々が、安心して、助け合って暮らせる、温かい街であり続けるように期待しています。