スペシャル|【公式】ジオタワー大阪十三|阪急阪神不動産|[住・商・官]複合開発、総712戸|超高層タワーレジデンス

Specialスペシャル

開発者対談 Vol.2

阪急阪神不動産×鹿島建設

鹿島建設の設計・施工担当者に
設計時の想いや設計のこだわりついて詳しくお話を伺いました。

Profile Profile

Profile(左から)

  • 鹿島建設株式会社
    建設工事現場所長
    深尾 成博

  • 鹿島建設株式会社
    統括設計者(全体)
    赤対 清吾郎

  • 阪急阪神不動産株式会社
    事業推進グループ
    古橋 俊一郎

  • 阪急阪神不動産株式会社
    事業推進グループ
    吉森 裕樹

Q

淀川の水系が身近にある立地との調和を意識したランドプランについてお聞かせください。

  • 吉森 氏

    吉森 氏

    「ジオタワー大阪十三」は「ウエルネス」を全体コンセプトとして掲げています。
    そこから着想を得て、「バイオフィリックデザイン」を建物全体に採用しております。
    鹿島建設さんからの提案は、ただ単純に建物内に緑を採り入れるだけでなく、よりコンセプトを深化させた水の循環システムや、地域の植生を考えられたデザインでした。
    素晴らしい提案で、大変共感できた事を覚えています。

  • 赤対 氏

    赤対 氏

    基本設計とデザイン検討を進める中で、緑・光・水・風を建物内に取込むバイオフリックデザインを展開しました。居住者が帰宅した際に靴を脱ぎホームウエアに着替える様に、パブリックからプライベートへと心理的スイッチを切替えられるホスピタリティでウエルネスな環境を整えたいと考えています。

    計画がはじまってから淀川沿いに新大阪から計画地まで歩いています。
    淀川河川敷はとても開放的ですごく気持ちが良い、この自然環境の一部でも計画に取込めればと考えました。
    地域に自生する樹木が育つ室内環境を検証し、外構植栽と同じ淀川水系の樹木で室内緑化を計画しています。
    また3階屋上庭園では、この地に降る雨水を貯めて使う雨水循環システムと共に、植栽の蒸発散量を最大に高めヒートアイランド現象緩和効果を強化する鹿島の「エバクールガーデン」を計画するなど、豊かな淀川の水辺環境を生活空間に取り入れる提案を行いました。

  • 古橋 氏

    古橋 氏

    最近、SDGsの思想やZEHなどの環境負荷を低減する基本性能が推奨されています。
    そのようなハードとしての性能はもちろんのこと、それだけではなくいつも緑が身近にあり、帰宅したら自然を感じて癒されるなど、人の感性に訴えかける事も必要だと考えました。
    オーナーズラウンジを木造にし、木の温もりを感じられるような空間にしたり、オーナーズガーデンには雨水を循環させる仕組みを取り入れるなど、環境と共生する工夫を行いました。
    これらの取り組みを含めてこそ、本来のエコや環境共生だと考えています。

    十三は便利な場所で、職場からも近い方も多いのではないでしょうか。だからこそオンとオフの切り替えがしにくいということもあると思います。帰宅してお部屋に着くまでの間に、切り替えの仕掛けとして緑や自然を採り入れられないかと、話をしたところ、鹿島建設さんに共感していただき、我々が思っている以上の素晴らしい提案をしていただきました。

  • 赤対 氏

    赤対 氏

    住宅の設計を通して常に考えているのが、エントランスからエレベーターホールまでに人の気持ち、気分をどう変えていくかということです。
    歩くルートを楽しんでもらう工夫をすることで、気持ちの切り替えの時間にできるのではと考えています。
    具体的には1階住宅エントランスから3階ロビーへと向かうエスカレーターホールは、西側の全面ガラスカーテンウォールから太陽の光が注ぎ、内外一体の豊かな緑や落差12mの水景を楽しみながらパブリック空間からプライベート空間に切り替えていきます。
    3階グランドロビーは豊かな緑と天然木のインテリアとし、吹抜けた開放的な空間が広がります。
    ここでは「人」との「つながり」を大切にする快適な場所になればとの思いです。新しい生活空間の価値を高め、住み続けたくなる住まい、ワクワクし、愛着の湧く居場所づくりを目指しています。

Q

制御層制震の採用へ取り組みについて教えてください。

  • 赤対

    赤対 氏

    十三エリアは、長周期地震動対策対象地域<大阪地域>として「OS2」として国交省から指定されています。
    その中で集合住宅ということから、お住まいになられる方が地震に対して感じる揺れや恐怖などに配慮し、安心感を提供できる安全な建物にすることが求められています。
    加えて、大阪市淀川区ハザードマップでは、本建設地は浸水深さ5mの地域であり、その水害リスクを回避すると共に、低層部に店舗と図書館の大空間を実現出来る構造計画が求められました。
    そこで免震構造と制震効果の高いTMD(※1)と組み合わせた「制御層制震構造“KaCLASS®”」(※2)を超高層鉄筋コンクリート造に初適用致しました。
    KaCLASS®は、建物の高さ70%程度の位置で上部躯体と下部躯体に分割(本件では29階と30階の間で分割)し、その間に制御層と呼ばれるエネルギー吸収層を設け、建物全体に大きな制御効果を付与する制免震技術です。巨大地震や長周期地震動に対して安全性能を高め、水害にも強く、自由度の高い開放的な居住空間を実現します。※1 同調質量ダンパ、Tuned Mass Damper※2 KaCLASS®(カクラス)Kajima Control Layer Advanced Structural System

  • 深尾 氏

    深尾 氏

    関西では久々のHi-RC(超高層RC)の案件です。
    KaCLASS®は、上部躯体と下部躯体を分割する制御層階が計画され、その実現には、地上高さ100mにもなる高所での巨大な制御層躯体の施工も開発テーマでした。
    基本設計の初期段階から社内設計・施工部署が協働し、永年培ってきた超高層鉄筋コンクリート造技術やプレキャストコンクリート技術で、施工法・手順・安全性・メンテナンスなどBIM検討を重ね、自信をもってKaCLASS®の着工に至っています。

    最盛期には、1日に1000人近くの作業員が働く現場になる予定です。
    安全性、品質、工期などを万全にするのはもちろんですが、建設中に大阪・関西万博が開催される事もあり、その準備に人・モノが流れていくリスクがあります。
    安定的に職人や資材を確保していくのも大事な使命だと考えています。
    また、本件は712戸の集合住宅のみならず、図書館、保育、商業、事務所などからなる大規模複合建物です。これまでの様々な複合施設の施工実績・諸技術を駆使するとともに、阪急阪神不動産が培ってきた品質管理基準、ノウハウも取り入れ、鹿島・高松共同企業体として高品質な住まいを築いてまいります。

Q

住戸プランの特徴について教えてください。

  • 吉森 氏

    吉森 氏

    一般的なタワーマンションに比べ専有面積が広めの住戸を多くご用意しております。
    また、間取りの可変性も魅力です。部屋の間仕切りには引き戸を採用し、開閉によって使い分けられる、長く住んでいただける工夫をしています。また、お住いになる方のライフスタイルに合った間取りをお選びいただけるよう、多彩なプラン展開となっています。
    また、本物件の最大の魅力である、梅田を見渡す景色や、大阪・夏の風物詩でもあるなにわ淀川花火大会を見渡せるような住戸もあり、これ以上の特等席はないだろうと思いますね。
    また、北向きのプランは北摂の山並みもきれいに見渡せます。360度気持ちの良い眺めを愉しめるのは十三ならではじゃないでしょうか。

Q

設備などの特徴、ニューノーマル仕様について教えてください。

  • 古橋 氏

    古橋 氏

    各住戸にトランクルームを設置しています。趣味の用品、大型用品も収納できます。
    また、戸別の宅配ボックスもご用意しており、再配達の手間の削減、環境負荷低減にも寄与します。
    タワーマンションは一般的にメールコーナーからお部屋までの動線が長いことが多いのですが、重いものを運ぶ機会も少なくなるのではないでしょうか。

  • 吉森 氏

    吉森 氏

    エントランスの主要な動線には、登録すると顔で認証・通行できるシステムを導入予定としています。
    〈ジオ〉で標準採用は新築では初めてです。竣工が2026年とまだ3年近くあるため、首都圏や海外の事例を参考に、他案件に先駆けて導入していく予定です。

※掲載の情報は2023年7月時点のものであり、今後変更になる場合があります。

※掲載の内容はインタビュー回答者のご意見であり、当マンションの将来の周辺環境・資産価値などを保証するものではありません。

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24.04.294/29(月)~5/4(土)は
ゴールデンウィーク休業とさせていただきます。

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24.03.29公式サイトを
リニューアルいたしました

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