インタビュー|【公式】ジオタワー大阪十三|阪急阪神不動産|[住・商・官]複合開発、総712戸|超高層タワーレジデンス

Interviewインタビュー

ジオタワー大阪十三が

文化の発信拠点に

本を通じて人をつなぐ「まちライブラリー」が誕生

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  • 一般社団法人
    まちライブラリー代表
    礒井純充

ジオタワー大阪十三マンションギャラリーに併設の
「まちライブラリー」で本を手にする礒井純充さん

1958年、大阪市生まれ。一般社団法人まちライブラリー代表、経済学博士(大阪府立大学大学院経済学研究科)。
中央大文学部卒業後、森ビルに入社。サテライトキャンパスや会員制図書館など先進的な教育文化事業を手がけ、取締役広報室長などを歴任。
本を通じて人をつなぐ「まちライブラリー」の第1号を2011年、大阪・谷町の実家ビルに開設。現在は全国1,200カ所以上に広がる活動をサポート。著書に『本で人をつなぐまちライブラリーのつくりかた』(学芸出版社)など。

市民から寄贈された本で棚を作る「まちライブラリー」は、大阪市中央区の1件目から始まり、今や全国1200カ所以上に広がっている。
まちライブラリーの誕生によって、まちと人にどのような変化がもたらされるか、一般社団法人まちライブラリー代表の礒井純充さんに話を聞いた。
(週刊大阪日日新聞 記者 森陽一)

まちライブラリーの特徴は?

まちライブラリーは、個人が所有する本を持ち寄り、街のあちこちに「小さな図書館」をつくる活動で、「本を通じて人とつながり、出会う」ことを目的にしています。
寄贈された本には持ち主からのメッセージが添えられ、読んだ人は感想を書き込むことができます。
本を介して、見知らぬ人同士が自然に交流できる仕組みです。
思い立ったら、誰でも、どこでも始められるのが魅力で、大阪を中心に全国で1,200ケ所を超える「唯一無二の本棚」が生まれています。

まちライブラリーの本には、寄贈者からのメッセージが記載されている。読んだ人も感想を書き込み、本を通じて人の輪がつながる。

なぜ大阪に多い?

北海道から沖縄まで全国に広がったまちライブラリーですが、そのうち25%は大阪府にあります。
私自身が大阪・谷町の出身で、父が残した小さなビルを改装し、2011年に最初のまちライブラリーを開いたのがきっかけでした。
ここから横のつながりで広がりやすかったのもありますが、それ以上に大阪人には「やってみなはれ」の精神が根付いていることが大きいと思います。

大阪は「民」の力が強いと?

その通りです。面白いデータを紹介しましょう。
東京の世田谷区には16の公立図書館と8のサービスポイントがあり、合計24の図書施設があります。
人口は約92万人で、約3.8万人に対して1館の図書館があるという計算になります。
一方、大阪市の公立図書館は「1区1館」とそもそも設置数が非常に少ない。
淀川区の人口は約18万人ですから、住む場所によっては「図書館が近くにない」ということも考えられます。
この数字から分かるように、公立図書館というのは、自治体によってその充実度にかなり差があるんですね。
では大阪の文化レベルが低いかといえば、決してそうではない。
大阪を起点にまちライブラリーがここまで広がったのは「民の力」の証明です。
区民一人一人の暮らしに寄り添い、身近な場所に図書館へのアクセスポイントがあります。
官より民、組織より個人が強い。これこそ大阪らしさですよね。

そういう意味では、十三も大阪らしい街ですよね。

ええ、もう楽しみでしかないですね。正直、どんな広がりを見せるのか、想像がつかない(笑)。
十三では、ジオタワー大阪十三さんのマンションギャラリーに併設する形で、既にまちライブラリーの運営が始まっています。
今年1月にオープンしてまだ9カ月なのに、会員数は500人を超えています。
これは全く想定していなかったことで本当に驚いています。
こんなに立派なマンションギャラリーで、お高そうだから近寄り難いじゃないですか(笑)。
マンションとは関係なく、地域の方がふらっと立ち寄り、コミュニティーのハブになっている。
人懐っこく、遠慮しないところが大阪らしいですよね(笑)。
まちライブラリーがきっかけになって、マンションを購入した方もいらっしゃるそうですよ。

まちライブラリーがあることで街にどのような変化が起こる?

大げさにまちづくりを語るつもりはありませんが、何かを始めてみよう、チャレンジしてみようという方を後押しする環境は確実にあります。
自宅や職場、学校とは別の、リラックスして自分らしく過ごせる居場所、いわゆる「サードプレイス」です。
実際に、不登校の経験がある高校生が、自身と同じ境遇を乗り越えたアイドルグループ・乃木坂46の元メンバー・伊藤寧々さんに直接オファーし、まちライブラリーでイベントを開催したこともありました。
極端な話、本棚がなくても構わない(笑)。
人と人をつなぐ場所、居心地のいい空間を、皆さんと一緒に育てていきたいですね。

まちライブラリー
@ジオタワー大阪十三マンションギャラリー

大阪市淀川区十三本町3-4-3
開館日時:月・金・土・日10~17時(昼休館1時間あり)

ジオタワー大阪十三マンションギャラリーに併設の
「まちライブラリー」。
オープンからわずか9カ月で会員は500人を超え、
まちの文化発信拠点になっている。

※本インタビューは、「週刊大阪日日新聞2025年9月27日号掲載」のものです。

※掲載の内容はインタビュー回答者のご意見であり、当マンションの将来の周辺環境、資産価値などを保証するものではありません。

※市立図書館、まちライブラリー(交流型図書館)等(2026年4月開業予定)の開業時期は今後変更になる場合がございます。また、施設の運営は将来にわたって保証されるものではありません。

※掲載の情報は2025年9月時点のものであり、今後変更になる場合があります。

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1:外観完成予想図(淀川河川敷) 2:基壇部完成予想図 3:スカイラウンジ完成予想図 4:image photo 5:image photo 6:外観完成予想図(花火) 7:ゲートガーデン完成予想図 8:image photo 9:キッチン(モデルルーム) 10:外観完成予想図 11:image photo 12:image photo